2018年9月19日水曜日

サケ釣りの餌づくりその2

【絶対的信頼餌、サンマ】

 個人的に、絶対的信頼を寄せる釣り餌が、サンマ。淡水海水問わずこれまで使ってきて、嫌う魚はいなかった。北海道のトラウトも、実はサンマが大好き・・・。


今年の秋、11月から、ずっとやってなかったイトウブッコミも復活させようと思う。そろそろメーター捕りたいし。来年は特大クラスを狙って、容赦なくガチブッコミをかけよう!


ちなみに、網走では10月末~11月頭ぐらいになると、サンマが接岸して、網で掬えたりする・・・。11月に入ってからのアキアジ、イトウや巨大ニジマスのブッコミをやるなら、自分で餌を捕まえるところから始められて、それもまた楽しい(笑)。


 さて、今年のアキアジ釣り。餌を自作してみることにした。アキアジシーズン直前、高いけど、スーパーには生サンマがちゃんと並んでいた。トラウトのブッコミでは、ぶつ切りにして内臓も全部使うけど、浮きルアーのアキアジ釣りなら身だけしか使わない。頭と内臓が取り除かれたものをチョイス。


まずは3枚おろしにする。


去年はニンニク風味しか試していなかったので、今年からはエビ粉も使ってみよう。味の素とエビ粉と塩にまぶして、新聞紙でくるんでオモリをかけて、一晩冷蔵庫で放置。


一晩で結構水分が出ているので、新聞紙を交換して、また同じ要領で〆る。3日で身がしっかり締まって、完成。


あとは丁度良い大きさにカットして、ジップロックに小分けして、冷凍!


作ってみてわかったけど、1匹のサンマから、浮きルアー用の餌だと20切れくらいできるようだ。9月に使う分くらいはまとめて作っちゃおうかな・・・と、さらに10本サンマを追加。


今度はちょっと作り方を変更。3枚おろしにして、まず下味をつける!


地獄のタレに一晩つけこんで、以降は同じ工程を踏んで、完成。


 これを書いている9月18日現在、9月用にと作ったこの餌を使い切ってしまい、第三弾のサンマ餌づくりに取り掛かっている・・・サンマに、使う調味料のことを考えると、出来合いの餌を買うほうが安上がりかも(汗)。でも、餌づくり自体がサケ釣りの楽しみの一つでもある。

追記:2018年のサケ釣りを終えて、餌は「塩〆カツオ+紅イカがベスト」という結論に(段差フックの短い方にカツオ、長い方にイカをつける)。サンマよりもカツオの方が餌持ちも食いも良い気がする。特にシーズン初期~中期の、綺麗な魚が多い段階では。イカ原油とかニンニクとかエビ粉にこだわってたりしたけど、結局塩でシメただけの餌で十分。手も汚れなくて良い。

2018年9月18日火曜日

サケ釣りの餌づくりその1

【2018年8月末】

 今年も、サケ釣りの季節がやってきた。網走に住んで、今年で8年目。これまでは年に数回しか行かなかったサケ釣りだったけど、去年本気でやってみるとドハマりして、聖地止別に通い込んだ。あれからもう一年か。


 「今年も止別で釣りまくるぞ~」と9月を楽しみにしつつ、8月のムベンガ遠征の準備をしていた7月の末。「今年から止別、釣り禁止になるらしいぞ!」と友人から電話がかかってきて、またまたーと、ちょっと調べてみると・・・どうやら本当らしい。河口規制の期間が延長されて、解禁が12月10日とか・・・実質釣り禁止じゃん(泣)。


「パームスおじさん」とか、「道東のおじさん」とか、「自称伝説さん」とか、あそこに毎日いた人たちはどこへ行くのだろう・・・?あのカオスがなくなるのは寂しすぎるけど、どうしようもない。サケ釣り2年生、今年は新たなホームを探して、色々とやってみようと思う。


【サケ釣りの餌づくりその1 アオダイショウを拾った】

 「餌はな、蛇だ。アオダイショウ!あれが一番釣れるんだ」・・・という話を複数回、色んな爺さんから聞いたことがある。しかも、サケに限った話じゃなく、猿払の河口でイトウをブッコミで狙う人も同じことを言っていた。「何か、理由があるんだろう・・・」と思いつつ、蛇の命を奪ってまで試してみようとはしなかった。先月末、車に轢かれたてホヤホヤのアオダイショウに遭遇。車を停めて、即キーープ!


ムベンガ遠征を終えて自宅に帰った8月末、冷凍庫に保存してあったアオダイショウの処理に取り掛かった。中骨を切り落として、肉だけに。


それを、丁寧に、ハサミでちょきちょきと切り分けていく・・・2時間くらいかけて、一匹のアオダイショウから、これだけ切り出した。


そして、何となく、マルキューの塩にんにく粉と、塩えび粉とで、半々で味付け・・・。でもこれが失敗。元々針持ちは良いだろうに、不必要に塩でシメなきゃよかった・・・。


「ニンニクチューブ+イカ原油漬け」とかで、塩や味の素を使わずに作るべきだったなぁ・・・と後悔。このプリっとした感じが、完全になくなってしまった。


にんにく粉とえび粉に漬けて、最初の数時間で出た水分を捨ててから、ニンニクチューブとイカ原油に一晩漬けこんで、冷凍した。とりあえず今年の蛇餌は、これでいってみるぞー。


追記:2018年のサケ釣りを終えて、来年はプレーン状態の蛇の切り身を餌に使ってみようと思います。ニンニクやエビ粉を使わずに、ヘビ本来の効果をまずは確認してみないと。信頼できる人から、「サケにも良いけど、カラフトマスには本当に効くよ」との情報も。

2018年9月12日水曜日

コンゴの夏 2018 その3

【コンゴ川の珍魚フォトギャラリーその3】

前回の旅、雨期のコンゴ川では、いろんな種類のシノドンティスというナマズたちが姿を見せてくれた。けど、乾季の今回、シノドンティスたちはほぼ釣れず。



それでも、今まで見たことないニューフェイスを一種追加。雨期はギギ系の現地名「ムスワロ」や「カンバ」もポツポツと釣れたけど、今回はゼロ。


ムベンガ探検隊隊員のアモコが釣ったティラピア。ジルティラピアかな?コンゴ川本流では何気にレアフィッシュ。


それはそうと、背中、スパッと切れてるね、君・・・間違いなくムベンガにやられたのだろう。さすがティラピア、よく生き延びてる。


今回魚種があまり出なかった珍魚釣りだったけど、本当に嬉しい一匹が。「グン、グン」と、明らかに今までとは違うアタリ。一気に船に抜き上げて、叫んでしまった。現地名「ムングス」こと、アフリカ雷魚、パラチャンナ!!


しかも、驚いたことに、今旅で2匹釣れた。どちらもコンゴ川本流の同じポイント。顔つきは日本にいるカムルチーにそっくり。その見た目からてっきり湿地のようなところに居るもんだと決めつけていたけど、本流にもおるんやね。


首都近郊の路上市では、ムングスが生きたままたくさん売られているけど、滞在している村の近辺では、殆ど獲られているのを見たことがなかった。とにかく想定外すぎる一匹で、ムベンガ級に嬉しい一匹だった!

(Photo by TOSHINORI MOCHIZUKI)

いつの日か、ムベンガの旅を終えたら、コンゴの珍魚旅を思いっきりやりたい。パラチャンナ(アフリカ雷魚)、ポリプテルス、プロトプテルス(ハイギョ)全種制覇・・・とか、アフリカは底なしに楽しめそうで、旅の終わりが一向に見えてこない・・・(笑)。とりあえず、来年は一旦コンゴを離れて、アフリカの別地域を旅したいな。

2018年9月11日火曜日

コンゴの夏 2018 その2

【コンゴ川の珍魚フォトギャラリーその2】

バス持ちできちゃう、ビックマウスなシクリッド!ピーコックバスみたい。


前回雨季の訪問では、ムベンガ探検隊隊員のバンバが一匹釣っただけで、僕には釣れなかったけど、今回は数匹釣れてくれました。


そして、初見なシクリッド2種。いちおー調べてみると、恐らくLamprologus congoensisと、なんだろう?ともかく、ミニマムだけど、初魚種は嬉しい!



川底の岩の隙間を根気よく探っていると、たまに釣れてくるこの魚。クテノポマの仲間で、学名Ctenopoma kingsleyae. アジアのキノボリウオみたい。


前回一匹だけ(村人が)釣った、レオパードクテノポマことCtenopoma acutirostre. こいつの大型個体が見たいのだけど、今回は釣れず!


こちらも同じく、川底の穴の住人、モルミルスの一種。夜行性と思われ、夕方になってから釣れてくることが多かった。



なんか、存在感がぼんやりしてて、写真もぼやけた感じで綺麗に撮れない・・・けど、こんな見た目でかなり生命力は強い。


たまーに釣れてくるモルミルスグループの親玉、「モルミロプス・アングロイデス」、これをムベンガ狙いの餌に使う。この旅最大魚は、こいつの50cm近いやつに、食ってきた!

2018年9月10日月曜日

コンゴの夏 2018 その1

  8/4~8/21まで、50キロ級のムベンガを求めて、またまたコンゴに行ってきました。コンゴ川に浮いて、ウキを眺めて、なかなか来ないアタリを待ち続けること・・・13日間。今回は、2年前もコンゴの旅を共にした望月さんが、同行してくれました。


今回の旅の結果は、いつか、どこかで公開されるのでしょーか・・・?まぁ、まだまだ、僕のムベンガの旅は続くみたいです。とりあえず、今回もやり切りました!


【コンゴ川の珍魚フォトギャラリーその1】

 コンゴ川にはポリプテルスが何種類かいて、2年前の旅では、隊員のアモコがポリプテルス・オルナティピンニスを釣った!これが羨ましくて、毎度ミミズを餌に狙い続けているけど、僕がムベンガを狙っているあたりでは個体数が少ないのか、この一匹以降姿を見せてくれないでいる。

(Photo by TOSHINORI MOCHIZUKI)

・・・というわけで、今回もミミズを流し続けたけど・・・本命のポリプは現れず。でも、結果的に、色んな珍魚たちに出会うことができました!

 まずは、コンゴ川のメイン珍魚(個体数が多い)、現地名NBOT(ボト)。フナのようでカラシンの一種。


同じく、コンゴ川のカラシン珍魚代表、クラウンテトラ。ショートノーズとロングノーズの2タイプいて、こちらもそこそこ数がいる。




こいつらは口がインコのクチバシのような構造をしてて、アタリは硬質で分かりやすいけど、なかなか針掛かりしない!本気で狙うと結構面白くて、次はソリッドで替え穂を作って持っていこうと思う(笑)


次いで、ミニチュアのコブダイのようなシクリッド、ライオンヘッドシクリッドというらしい。ボトム付近でのプルプルという小さなアタリはだいたいこの子。


小さくても、さすがシクリッド。食い意地旺盛で、ポリプ狙いで大きく付けたミミズにも食らいついてきて、しっかり針掛かりする。



同じくオデコが出っ張ってるけど、縦縞模様が入り、背鰭や体に白いスポットがあるヤツも・・・



ライオンヘッドとは雰囲気が違う気がするけど、別種でいいのかな・・・?