2017年11月29日水曜日

北の海を豊かに楽しむ カジカその1

【2017.11.6】

 ケムシカジカを達成した翌日、新たなターゲットを探して漁港で聞き込み調査&釣り。「たまーに、コマイやカレイの外道で釣れるよ」「あんなもんカモメの餌だ(笑)」「潮止まりのタイミングで釣れる」「ここよりあっちの堤防が良いよ」・・・サンドワームで探るが、本命は現れず。


カレイと思われる反応がチラホラと。他には小さなアイナメ(ハゴトコ?)とカジカが一匹。




サンマを餌に大マイ・コマイを爆釣するおじさん。その隣でサンドワームを投げてみるも、アタリゼロ・・・狙っている魚も、サンドワームじゃない感じがする。いつも通りサンマさんに頼るしかないな。


というわけでスーパーを覗きにいってみるも、ド田舎過ぎて大型スーパーが見つからず、鮮魚が全然売っていない。悩んだ末、「某魚狙いは、体制立て直して出直そう」・・・もう一つやりたかったことを試すべく、別の場所へ向かった。

 やりたいこと、というのは、クランキングでのカジカ釣り。「クランキング」というと語弊があるか、「クランクのテキサスリグ」(笑)。中古で買い集めたノーマンDD22!


1投目、ボトムを取ってトン、トン、トン、「ゴン!」・・・マジか。フッキングしてゴリ巻きするも、水面で外れた。貴重な一匹が・・・と思ったけど、そんなことなかった。すぐにまた来た~!


アタリの出方が「ゴン!」と力強い。連発!







今日のタックルは、ロッド・MV-65(プロトのファストテーパータイプ)、リール・14スコーピオンHG、ライン・ナイロン20lb。ロクゴー、足場の良い漁港でのお手軽ロックフィッシュ(でも大型も出る)釣りにも良い感じ。


悲報(笑)。魚がぶら下がった状態でリップを掴んで持ってしまった。


・・・もう、これだけで釣れるんじゃね?ということで、折れたリップの形を整えて、フックを付ける。根掛かりしてロストするのが嫌だったので、シンカーだけタングステンからナツメ錘に変更(笑)。


10分くらい頑張って(だいたいクランクだと1匹/数分ペース)、「ゴン!」丸のみ!今回一番嬉しかった一匹、ひとりで笑ってしまった。喉奥から出てるのは、北海シマエビの触角。ここで釣れるカジカの8割は、だいたい口の中にエビがいます。


もう一個持ってきていたチャートのDD22に変更し、十数匹釣ったところでロスト・・・。




タックルをライトにして、ルアーボックスにあったCDマグナム7を投入してみる(フォール姿勢が美しく、底で立つのがグッド)。さぞかし釣れるだろうと思いきや、これが意外とそうでもなかった。


シルエットも細身でエビっぽいし(DD22と比べてねw)釣れる要素しかないと思ったんだけどなー。クランクで釣れていた魚より明らかに小型が多くなった。


DD22のゴロゴロラトル音が良いのかな。それプラス、単純にルアーサイズによるアピール力の違い・・・?アタリの出方も弱くなったけど、「モゾモゾ」当たっても、こういう感じで掛かってたりする。どんな食い方してんだろう・・・。



それでもポツポツと釣れて、最後に良い型のが出てくれました。今日はこれでお終い。次回はもっと色んなルアーで「遊んで」みよう(笑)。


カジカ編 その2に続く

2017年11月24日金曜日

ケムシカジカを探す旅 in 道東

【2017.11.5】

 ケムシカジカ。秋田とか宮城で釣れているイメージが強くて、北海道でも釣れることを知らなかった。よくよく調べてみると道東エリアにもいるらしい!さらに検索に検索を重ね、ネットの情報とグーグルアース、このあたりのポイントを知り尽くしているMさんの意見を参考に、とある港にやってきた。
 夜中に現着し、日が出てから釣り始める。ロッドはMV-65にリールはアルデバランBFS XG、PE2号にリーダーはフロロの30lb。「シラミカジカが死ぬほど釣れるよ」というMさん情報を元に(でもMさんはケムシカジカを釣ったことはないらしい)、本命にたどり着くまで、ひたすらシラミを釣り続ける作戦!


岸壁沿いにパルスワームのテキサスを落とし込み、探って歩く。係留されている船と岸壁の隙間、カジカの巣になっていた。


40cm台のシラミカジカが次々釣れてくる。船がないエリアでは反応が薄い。



たまーに違う種類と思われるカジカも。


お腹のカラーリングが毒々しい。


堤防の一角、どういうわけかクロガシラ(かな?)の溜まり場になっていた。ボトムはヘドロっぽくて、カレイが好む環境とは思えないんだけど。ここで越冬するんだろうか?




それでも皆コンディションが良く、中には40あるんじゃない?という個体も。身が分厚く、よー引く。


 直線の堤防を歩き切り、角のカレイの溜まり場を抜け、再び沖に伸びる堤防を探り歩く。最初は反応がなかったものの、沖側の潮が効いた方まで来るとカジカが釣れ出した。この日最大と思われる一匹をブチ抜き、


(およそ)87匹目、オフセットフックが疲労骨折した・・・。


針を結び変えて沖側の先端まで行ったところで、ベトナム人の女の子達が遊びにきた。「ツレマスカーサカナアル?」食べたいというので5、6匹釣ってあげると、超喜んでた。


「これから買い物に行くから、魚を見ておいてくれますか?」と彼女たち。足止めされるけど、まぁいいか。彼女たちが買い物から帰ってくるまで、同じポジションで7匹追加。「タダイマー!」なんと、セーコーマートでお弁当を買ってきてくれた!


フェイスブックを交換して、彼女たちを見送った。「ちょっと旅っぽかったな。」とホッコリしていると、仕掛けを投入したままの状態だった竿先がクンクンと揺れている。フッキングして抜きあげると、「・・・あっ。・・・!!」ケムケム、きたーーー!!!


こーゆー出会い方、嬉しい!ホント、あの女の子たちのおかげで出会えたようなもんだ。チャリで走り去る彼女たちの背中を見送りながら、ガッツポーズを何度もした(笑)。ケムケム、良い顔してんなぁ・・・。


知ってたけど、口に親指を突っ込んでみた。「ガブゥゥ!!」痛てぇーーー!めちゃくちゃ口を閉じる力が強い。流血。


バッカンにブクブクを入れて1時間ほどいじくって観察させてもらった。背びれカッコイイ・・・。

お腹はポニョポニョ。この時期に産卵で接岸するらしいけど、抱卵してるんだろうか。


珍しく(というか、人生初かも)スマホで魚と自撮りした。それぐらい、ちょっと嬉しすぎる一匹だった(笑)。


これまで北海道での釣りは淡水寄りでソルトは片手間だったけど、これから地道にやっていこうと思う。海の珍怪魚道第一歩目のケムシカジカ、本当に良い出会いだった。ありがとう!


 ケムシカジカをリリースして、夕マヅメ。来年狙おうと思っているある魚を想定して、クロガシラにフックテストを付き合ってもらった。


狙い通り、一発目にクロガシラ。二匹目もクロガシラ。日が暮れる直前にコマイも釣れてきて本日終了です。カジカ100匹の心地よい疲労感、良い一日だった!


カジカ釣り編に続く

2017年11月23日木曜日

北の海を豊かに楽しむ エゾメバル

【2017.11.4】

 この時期限定で、大きなエゾメバル(ガヤ)が凄い数接岸するポイントがある。ラパラをいっぱい詰めこんで、ひとりで行ってみた。このルアー全部で釣るぞ!


係留された船の灯りの下、水面がボコボコ沸いている・・・ガヤがボイルしまくっている。ここのガヤの狂い具合は、「ジョイクロ178で、ジョイクロより小さなガヤが釣れる」レベル。というわけでまずは「スキーターポップ」の東南アジア限定、セバロウカラーから。






一つのルアーで5匹ルールを設定(笑)。次、Fマグ11ボラカラー!



足場が高く、ガヤがしっかり追ってこれるスピードで巻くと、ほぼ水面を泳いでいるようなもん。「チュボ!」「バショ!」「ジョボン!」と出まくるけど、中々乗らない。ちょっとスピードを速めて水面直下を引くと、「ゴン!」と来て、「ギュギュギュギュ~」と良い引き。これは良いサイズ!


31cmでした。この日のタックルはMV-65にアルデBFS XG。魚もそうだけど、魚の口元に光るルアーが最高にカッコイイと思う(笑)。


次、F11。細身のミノーは反則だ・・・。釣れすぎる。


5投で5匹達成。





次、ハスキージャーク。しっかり潜るので、根こそぎ釣れる。という単純明快な世界(笑)。


そしてなんと、アマゾンでも経験できなかった一つのルアーでダブルヒットも!ピラニア超えた。


ひとつのルアーで5匹ルールでやり続けて、達成したルアーを並べていき、すでに30匹を釣ったことに・・・。ちょっと釣れすぎて疲れてきた。


ハスキージャーク以外に安定して釣れたのは、SSR9、CDマグ7。やる前からわかってたけど餌だ。



なぜか反応が良くなかったのがFJシリーズ。9ではポツポツ釣れたけど、7はすこぶる反応が悪かった。意味が分からない(笑)。


CD7やシャッドラップは120パーセント餌なので、もういいや。ずっと船の灯りパワーで、一か所で釣り続けていたけど最後に移動。遠投して浅場を狙っていくと、まずはCD9で28cm。


CDJ11をブン投げて、一切ブルブルしないスローロールに「ゴン!」29cmでシメました。35アップを目標にして、また来年のこの時期に遊んでもらおう。


ケムシカジカ編に続く