2022年3月31日木曜日

月刊Angling MONSTER 3月号

 【今月のレポート更新】



去年のサケ釣り、目標は「50本水揚げ」としていたけど、結果は41本。朝マズメに釣りに出れなくなったため、釣行回数が激減。キャッチ数が伸びなかった。


・・・あと、正直なところ、さすがに飽きてきた(笑)。秋の良い時期に、他の釣りにも時間割きたいし、今後はノンビリとやっていこうかと。

去年はローカルの友人達や、遠征で来たタナパイ(現在、南米遠征中・・・!)と楽しめて、よかった。今後はもっと余裕を持って(笑)、仲間たちと楽しみながらやれたら良いな~。




【ディアモンスターピックアップ MX-∞編】

今月もこのコーナーでいく・・・たぶん、わざわざ僕の個人ブログを見に来てくれる人って、最新の釣行記を読みたいんだと思うんだけど・・・考えながらやっていきますね(たぶん、過去旅のネタもすぐ尽きそう)。

「岩礁エリア陸っぱり、タライロンブッコミ。狙いは20キロ級」

「釣り人が入ってないトコに、実は巨大なタライロンがいるんじゃね?」・・・ということで、マイナー国「スリナム」へ飛んだのが2015年。

現地で得た情報を元に、移動開始。寿司詰め状態の乗り合いバンで悪路を揺られ、ようやく目的の村にたどり着いた。

村で出会ったダリックというオヤジ。猟師の仕事をメインとしつつ、手釣りでタライロンも狙っているという。


「アニョマーラ(スリナムではタライロンをそう呼ぶ)なら、20キロオーバーを数本釣っているぞ。長さはそうでもないが、兎に角、太いんだ。」

顔つき、体つきで、わかる。雰囲気が完全に「ホンモノだ・・・」。お願いして、彼と一緒にブッシュイン。ハンモックを張って川辺を転々とし、昼間はタライロン釣りの餌となるブラックピラニアを釣って、夜は岩場からブッコミをかけていった。

当時はまだMX-∞のプロトがなく、タックルはMX-7にPE10号。仕掛けはワイヤーで組んだ。

タライロンはゴロゴロ転がる大岩の奥に潜んでいて、夜になるとそこから出てきて餌を探している、らしい。

ダリックや、一緒に来た兄ちゃんはロープを使った手釣り。が、そのロープですら「バーーン!!」とぶっ飛ばされて、ブチ切られること数回。兄ちゃんが大型のタライロンをキャッチした!


「思ってた以上に、ハードシチュだ・・・」PEをいくら太くしたところで、岩に擦れて話にならない。(今なら、超ロングリーダーとして、太いナイロンを出来る限り入れようとするだろうけど・・・そうした記憶はなく、当時は知恵がなかったのかも汗。)

自分にも何度かチャンスがあったが、ことごとくPEブレイク・・・手釣りて小さいのを釣ったのみで、大型は一本は捕ることもできずに旅を終えることとなった。


 ・・・リベンジに燃え、同年再訪旅ではMX-∞の最終プロトを持ち込み、リールはアベットL、メインラインは「シーハンター50号」とした。(※いわゆるザイロン?みたいな素材。50mしか巻けないのと、超近距離でしか狙わない、掛けても走られる魚、サイズ感ではない、という色んな事を考えての特殊セッティングとなります・・・)。


やる前から確信していたけど、タックルセッティングはバッチリハマった!仕掛けも改良して、中通しのウキをフリーで入れて、なるべく水面から垂直に餌を落とし込むイメージ。流れのない奥まったプールがポイントなので、ノーシンカー。


ちなみに、当時の情熱・仕掛けはこんなん。がまかつの「BIG RIVER BAIT」という、太すぎないメインフックが良い感じです。


数本キャッチでき、ラインブレイクは一度もなし(当然か、笑)。超大型には出会えず、80センチクラスが最大魚だったけど・・・余裕のブチヌキランディングでした。


想定外なことに、120オーバーのレッドテールキャットも、餌を漁りに超シャローエリアまで入り込んできていた。

「ジィィー・・・」とゆっくりラインが引き出され、タライロンだと思っておもいっきりアワせる(大型ナマズと分かってたら、それ相応のフッキングをする、笑)と、「ズギャギャギャ~~!!!」と怪力で突っ走る。視界の効かない夜の岩礁地帯で、足元はキーンサンダル・・・怖すぎ(汗)。

プールを抜けて本流まで走り、大岩の向こう側に回り込まれるも、思いっきり擦れながらもグイグイポンピングして難なく(いや、本人の体力的には難ありっだけど、タックル的には、ね)ランディング。


昼間ずっと餌となるピラニアを釣って、切れないマチェットでピラニアをぶつ切り(背骨が太く、硬すぎる)、疲れ果てたところで夜のブッコミがスタート・・・を毎日繰り返し。体力も削がれてきて、そんな時急にやってくるレッドテールの怪力とぶつかり合うと、ヒヤッとする。


もう一匹同クラスが釣れたけど、僕のこの表情。疲れ果てている(笑)。


この釣りをもう一回やる場合、タックルは同じものを。ラインは・・・どうだろう、やっぱりシーハンター50号で良いと思うんだけどなぁ(笑)。「重みが乗り切ってからぐいぐいアワセを叩き込む」系ではないので、かつ、タライロンみたいに「独特な、フワッと浮いちゃう感」(伝わらないすよね笑)、ガツっと思いっきりフッキングできる、ブツカリ仕様のタックル組みが重要だと思います。


・・・いやぁー、書いてたらまたスリナムに帰りたくなってくるなぁ!ダリックファミリーに会いに帰りたい、まだ幼かった子供たち、可愛らしい姉妹も、もう大きくなって、大人になってるだろうなぁ。みんな変わらず元気にしててほしい。



【近況釣果報告】

春はアメマスです。去年から目標としている「80オーバー!」(自己記録は78×2本)。あの、出会ったんですけど・・・残念ながら背鰭にスレ掛かりでした。春先でコンディションは万全とは言えないタイミングだけど、しかし、やっぱデカかった。今年も頑張るぞー。


こちらは↓去年最大の78の尻尾。時期によって動き回る魚達に合わせられれば12月まで狙えるので、今年もずーっと追いかけようと思います。


そんなに釣れてないんですが・・・また、ある程度ネタと写真が溜まったら、レポートの方でも報告しますね。


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4月は川の観察、開拓に時間を割こうと思います。雪代で終わってるし、しばらく魚の顔は見れなさそう・・・(^^;)。次の固定日更新は、来月末予定。それでは、また~。

2022年2月27日日曜日

月刊Angling MONSTER2月号

【今月のレポート更新】

モンスターキスのホームページでは日々テスター陣がレポートを投稿、高頻度で更新が続いています。

今月の僕のレポートは「MX-1”リールモード” × タンガニーカ湖」。このブログでも過去に書いてますが、アフリカンシクリッド好きな方はぜひ見てみてください。


コロナ直前のタンザニアとザンビアの旅、もう2年前かー。そろそろ、アフリカの民たちに会いたくなってくるなぁ。大型ラテスや、大型ポリプテルスも、あともう一歩。この地へは絶対に再訪しなくちゃならない。



【ディアモンスターピックアップ MX-6編】

過去の釣り旅を、僕がこれまで使ってきたディアモンスター各機種にフォーカスしつつ、振り返り(ネタない時の不定期企画)。まずはMX-6編。


「ベネズエラの”パボーン”」

2014年、古田くんの案内でベネズエラを旅した。オリノコ水系の小さな湖でピーコックバス狙い。現地では「パボーン」と呼ばれていて、僕らが入ったエリアでは「キクラ・テメンシス」種がメインになる。


タックルは、MX-6にスピードマスター200。PEは確か5号とかだったかな。アンバランスセッティングだけど、当時情熱だけはあった、ということで(笑)。


「ザ・ファーストを巻いたら釣れるで!」と古田くんは言っていたけど、いざやってみると、もっと状況は渋かった。手持ちルアーで唯一ハマったのはシュガーミノー125F。竿を横方向に捌いてロングジャーク&ストップを繰り返すと、「ドンッ!!」とひったくられる。(マラリア発症する直前で、顔に覇気がない&なんか浮腫んでる・・・)


ボロボロのカヌーは常に浸水していて、船底に溜まってくる水を掻き出しながら釣りをする。バランスを取りながら、座ったまま片手でキャスト&ファイト。MX-6の取り回しの良さが生きた。


この湖、特大サイズってのは恐らく居なくて、最大魚はロクマルってとこ。ドラグフルロックでやってて(笑)、急に強烈なバイトが来ると、ショートグリップゆえヒヤッとすることも。

・・・そんな事から、当時はMX-7のグリップと互換して使ったり、後にMV-65のグリップと互換した「V6モード」が生まれ、MX-6+の開発にも繋がっていく。

(※アンバランスなリールをフルロックで乗せていたのが大きな原因。適正ドラグでやれたら、60クラスのピーコックバス相手には全く問題ないっす)


「ブラジル、リオ・アズールのツクナレ ”フォーゴ”」

2014年、ブラジルへ。2か月半の長期旅。「どうしても”フォーゴ”を手にしたい!」と、特別な川へ・・・。2日間と限られた時間で、絶対に一本手にするためのタックルは、MX-6(に、相変わらずスピードマスター&PE5号、笑)。ルアーはバンニェイロ(当時は自作ウッド)と、手首が疲れてきたらレッドフィンのロングジャーク巻き。


「君の前にオーストラリア人が来ていたけど、フォーゴは手にできずに帰ったよ。今は、時期があまり良くないんだ」・・・と聞かされて、さらに気を引き締める。集中して、流れ下るボートからショートキャスト、川岸両サイドのオーバーハングをビシバシ打っていく(川幅はかなり狭かった)。良型のタライロンやマトリンシャン、メーター近いカショーロが次々水面を割って出る。


バンニェイロに「パカーン!」と赤い爆発が起こるが、食い損ねて、レッドフィンでフォローを入れるとズドンとヒット!船べりまで寄せて、丸のみしているのが見えたので、一気に抜き上げた・・・。


(※今、同じ水系をもう一度旅できるなら、MX-6+をメインに、MX-6とMV-65の計3本を持ち込むかな。当時は6一本でこなしていました。自作時代のバンニェイロはウエイト軽く、製品版にはMX-6+、MV-65がオススメ)


「ブラジル、ラゴアの小型ツクナレ陸っぱり」

小塚さんの案内で、ブラジルの田舎町へ。陸っぱりで、ラゴア(乾季に、川から切り離された湖)を釣る。狙いはピーコックバスの青いやつ(キクラ・ピキティ)とジャミジャミ模様の黄色いやつ(キクラ・ケルベリー)。ルアーは自作バンニェイロオンリー。


スローアクションにはあまり反応せず、兎に角思いっきり”アマゾンアクション”じゃないと食わなかった。ウッドの自作バンニェイロとMX-6の相性はバッチリ。・・・僕の最大魚は、皆が昼寝をしている間にひとりで釣ってしまったので、手持ちの写真がない(笑)


その後、小塚さんが起きてきて、サクッとケルベリーの美個体をキャッチ!ロッドは同じくMX-6。


(※今後、南米を再訪するとなっても、絶対にMX-6を持ち込みます。小さなトップウォーターやミノーと組み合わせると、小型ピーコックスペシャル。間違えてテメンシスのような大型種が混ざるような水系でも、MX-6なら対応可能だしね)


「カナダ、フレザーリバーのホワイトスタージョン」

このブログでは書いてないけど、2014年のカナダ旅。狙いは、ホワイトスタージョン・・・数釣って、「このポイントでは大型(2m以上の個体)は出ないだろう」と思えたので、試しにMX-6を投入してみる。
グリップは当時試作していた「超ショートスピニンググリップ」。カルコン400にPE8号(お遊びセッティング、ですからね笑)。


仕掛けはこんな感じのオモリを使ったブッコミ釣りで、餌は生きたウグイ。流石にキャストは出来ないのでゴムボートで流心まで漕ぎだして、仕掛けを真下に沈めて、岸まで戻ってアタリを待つスタイル。


MX-6の壊れにくさは既に実感&実証済みだったので、ゴムボートで魚を追いかけながらファイト出来ることもあり、「余裕だろう」と。・・・まずは小型をキャッチ・・・してたようだけど、記憶にない(笑)。


そしてもう一発。これが結構デカくて、170cmの個体だった。ゴムボでフォローしつつ、思いっきりブチ曲げる。ラインがガイドの下を通ってる。


真上から力をかけ続けていると、川底から離れて浮いた!勝負あり。


(※テスター菅ちゃんは大型のバラムツを、小塚さんは120号クラスのオモリを使って100メーターラインからオオカミウオを。と、僕はあまりやる機会がないけど、海の船釣り(バーチカルな、)でも、懐の深い竿になるかもですね。)


「巨大魚の”餌”を釣る、自分達の”飯”を釣る」

スタージョンの餌はウグイ。MX-6のスピニングモードにミミズを餌にウグイを釣って、リールを変えてそのままブッコミ、で、上の170cmをキャッチ。


ピラルクーの餌は、タライラー・・・だけど、数が少なくてなかなか釣れない。ので、スピニングモードで小型ペンシルを使い、ボートを流しながらブッシュ際を打っていき、シルバーアロワナを数釣って、餌にベストな小型サイズを混ぜていく。


ガイアナの渓流は、大型魚が少なかった・・・。本命タライロンは釣れたけど、リリース。自分達(隊員2人の、自分含め3人)の食料がないので、遡上しながらスピナーを連打し、マトリンシャンを数釣る。


と、まぁ、別の意味で「本気」にならなきゃいけない、ならざるを得ない、そんなシチュエーションでも、活躍してますよ。

(※旅先での珍魚釣り、ホーム北海道での渓流、などは言わずもがな。というわけで今回は省略しました。また今後の更新ネタで取り上げるかも~)


「MXー6適正セッティング」

ルアーキャスティングなら、シマノの70~100番クラス、ベイトフィネスリールとの相性も良し(現在自分はコンクエストBFS使用)。PEは~3号。


今年はトラウトでも、しっかり投入していこうかなぁと思っております!

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来月は、そろそろ北海道のトラウト、ロックフィッシュも開幕です。去年から引き続き、アメマスの80オーバーを狙うぞ・・・日々の釣りはそんな感じでやっていこう。次の固定日更新は、また来月末に!

2022年1月31日月曜日

月刊Angling MONSTER1月号

明けましておめでとうございます(遅)。今年も、本ブログ「Angling MONSTER」をよろしくお願いいたします。

さてさて、先日モンスターキスのホームページが新設されました!メンバーも増えて新体制に。発信頻度も上がっていきます。


フィールドテスターとしてのレポート等はもちろん、個人の情報発信(ブログは継続、SNSは再開しました)も、精力的に行っていきたいと思います。

現在HPでは僕の初回レポートも公開されているので、ぜひ読んでみてくださいね。


・・・そんなわけで、今年の釣り、国内目標!

■「怪魚」
道外へ遠征

■「トラウト」
アメマスの80オーバー

■「ロックフィッシュ」
ソイ2種の50オーバー

北海道の釣りに関しては、去年良いトコまでいったテーマをさらに掘り下げ。道内では、他にも・・・具体的に魚種と釣り方を想定してあるので、ここでは書かないでおきましょう笑。
そして、そろそろ海外・・・常にアンテナ張って、考えていかねばなぁと思ってます。


近況釣果報告

 大型ソイの接岸を追って、負け続けていたのですが。諦めきれずに厳冬期に入ってからも磯に降りてみると、良い魚が出ました。シマゾイの46センチ・・・50の壁は厚い。


でも、ちょっとだけ開けた感が。シマゾイの50アップ、ガッツリ接岸する年2回のタイミングでチャンスはありそう。クロソイのロクマルよりも難しそうだけど・・・今年は絞って追ってみます。


【タックルデータ】
Dear Monster MX-8+
ビッグシューターコンパクト
船ハリス6号

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 SNSや他でも文章書いたり、やらなきゃいけないこともあり。日々の更新はちょっとライトなノリになりそうですが、たまにブログも覗きにきてくれたら嬉しいです。
月一更新用(「月刊Angling MONSTER」として、月末更新は最低ラインとします)のシリーズネタも、考え中です~。

今月はお見せできる釣果もなく。しばらく外篭り中でして。この先もモンスターキスのHPが動き続けると思うのでそちらを追っていただければ!また、ここでも釣果アップしていきますね。