2017年7月23日日曜日

俺はウグイとウグイの仲間たちのファンだぜ。 エゾウグイその3

【2017.7.4】

 朝イチだけエゾウグイ。このフィールドイチの大きなインレットへ。ブレイク手前には相変わらずエゾウグイの群れが溜まっているが、前回よりもかなり小さめ。試しに釣ってみると、このサイズでも婚姻色がしっかり出ている。沖を回遊or岸寄りで過ごすタイプ?生活史そのものが違うのかな・・・?


ちょい沖を攻めると、婚姻色のカッコいいエゾウグイ。成熟サイズがここまで違うのは、面白いね。前回の最大魚同様、43cm。


ほんと、トラウト狙いの人たちが、こいつをザコ扱いするのが理解できない・・・


ちなみに、天狗鼻のやつは、実はメスらしい。これをショベルのようにして産卵床を掘るらしいけど、実際はどうなんだろう?アブラハヤのメスも成熟するとこんな感じになるらしく、そっちも気になる。


この日はちょい沖に大型個体が溜まっていたようで、気持ちよく40cm前後の個体が連発した。産卵終えて、回復した個体?フナみたいな体高で、カッコいい一匹。これも43cm。


こちらは産卵直後と思われる、顔つきがニゴイみたいな個体。これも43cm。なんか、このフィールドでの最大サイズの壁が見えてきた・・・。


産卵絡みの大型個体は、ほぼ尾びれに寄生虫がくっついていました。


今日は産卵直後っぽいスキニーな子たちが多かった。




 そろそろこのポイントも旬を終えつつあるようで、畳みかけていかねば・・・というわけで、明日も早朝のみ来てみることに。


【2017.7.5】

 午前3時、昨日と同じポイントに入ってみるも、旬は完全に過ぎ去った模様・・・。数もサイズも出なくなった。





 釣りに出れなかった6/25~7/4の空白期間、その間に来るべきだったのだろうなー。明日は一日時間があるから、それでエゾウグイ釣り納めにしようと決めた。


【2017.7.6】

 朝3時、昨日入ったところの対岸のインレットへ。スプーンに餌を付け遠投し、小型のエゾウグイを数匹釣ったところで、一際強い引き。「これ、間違いなく今までで一番デカい!」が、寄せてきてみると肥えたアメマスだった(笑)。


このインレット、釣れども釣れども小型ばかり。ノーマル×エゾの交雑っぽい個体も釣れた。


その後、結局昨日と同じインレットに入ってみた。平日も混み合う、ニジマス釣りで有名なポイントだけど、朝マヅメを外すと釣り人が全然いない。


昨日は手前のシャロー側で思ったように反応を得られなかったものの、ブレイクよりちょい沖に遠投し、スプーンを沈めてみる。すると大型のエゾウグイが!産卵を終えて、ワカサギを暴食してるのかな?かなりメタボ。43cm。


大型個体の溜まっているエリアを押さえたらしく、良いサイズがポンポン釣れ出した。こっちも43cm。


ちょっと小さくなって41cm。


2リットルのペットボトルと比較すると、これぐらいのサイズ感。


また、ノーマル×エゾの交雑?


こいつも交雑か。エゾウグイとは雰囲気が全然違うと思うんだけど・・・。


 インレットにしゃがみこんでウグイを釣り続けていると、たまにブレイクからシャローフラットにウグイとは違う魚がサシてきて、ワカサギに向かって猛ボイルしている。ウグイはいったんシメて、そいつらに狙いを変えてみると・・・まずは60くらいのアメマス!


沖のウグイを釣りながらちょっとポイントを休ませて、次はニジマス。よく引いた。


何匹か小さなニジマスを釣って、合わせ切れした直後、ニジマスヒットー!連続ジャンプをかましてくれて、楽しい。


ランディングしたニジマスの口元を見て、ひとりで笑ってしまいました・・・。


 このフィールドでのエゾウグイは完結!おそらく、250匹くらい釣って、最大43cm×6匹。越えられない壁が、はっきり見えた・・・笑。エゾウグイを徹底的にやりこんだ副産物として、トラウトの面白い釣り方も発見できたね。某湖で見かけた、推定55クラスのエゾウグイ、今後はソイツを狙っていこう・・・。

2017年7月17日月曜日

俺はウグイとウグイの仲間たちのファンだぜ。 エゾウグイその2

【2017.6.22】

 暁君が東京に帰る前に、最後のエゾウグイ。外道のアメマスと、


放流モノっぽいニジマス。


ウグイはというと、なんか反応が良くない。フィールドが広大で、ポイントによって産卵時期にズレがあるっぽいけど、良くないタイミングにあたったのかな。あまり釣れなかった。


今日入ったポイントはノーマルウグイも多い。追星が出て、婚姻色バリバリ。



【2017.6.24】

 暁君が東京に帰った翌日、Mさんと再びエゾウグイ釣りへ。ニジマス釣りで有名なポイントに入ると、手前のブレイクの浅い側に黒い影が固まっている。全部、ウグイだ・・・(笑)。


群れよりもちょっと沖側にワームのジグヘッドリグを放り、カーブフォールさせると、「コン!」と小気味よいアタリがくる。連発!「腹側が赤、体側は全体的に黒」がエゾウグイの婚姻色の特徴だと思うんだけど、


うっすら黒い二本線が入る個体もいて、


これなんかは婚姻色の特徴はノーマルのウグイっぽいなぁとか、


こいつは奇形?ノーマル×エゾの交雑?とか、個体差がけっこうあって、面白い。


やっぱエゾウグイ、最高に良い魚だと思うんだ・・・。


少し移動して、インレットに溜まるワカサギを狙って浅瀬にサシてきているエゾウグイ達を発見。X-70を投入すると、ヒット!



【2017.6.25】

 翌日、土砂降りの中、エゾウグイ新規開拓。林道を攻め、行き着いた小さなインレット、エゾウグイが集結していて、ヤバいことになっていた。


昨日の最後に得たヒントをもとに、スプーンに餌をつけて(笑)遠投し、カーブフォール&ブッコミをかけると、一投一匹モードに!


このインレット、かなり水温が低くて、ウグイ達の成熟も遅いみたい。純粋に遡上するワカサギを食いにサシてきているようで、食い気抜群。ほっぺが若干染まっている子が一匹だけ釣れて、


それ以外はみな婚姻色出る前のノーマル体色。コンディションの良い個体が多い。




無意味に石でいけすを組んで、エゾウグイ達を一時キープし、ブッコミつづけた。


朝10時くらいから午後2時まで釣り続け、キッカリ100匹でヤメ(笑)。最大は、天狗のような鼻で長さを稼いだ43cm(笑)。


昨日Mさんと入ったインレットよりも全体的にサイズが小さく、100匹釣って40cm越えはホント数匹のみ。ここは数は凄いけど、サイズを狙うなら、昨日のポイントのほうが良さそうだ。

エゾウグイその3に続く

2017年7月15日土曜日

俺はウグイとウグイの仲間たちのファンだぜ。 エゾウグイその1

【2017.6.5】

 時期尚早。少数ながら流れ出し・流れ込みにエゾウグイが集まり始めていた。ウグイに混ざって大型のニジマスやアメマスもちらほらと・・・。


【2017.6.8】

 朝から雨&爆風!前回見えた大型トラウト、「餌ブッコミかけたら、釣れるんじゃね?」ということで、ライトブッコミしてみることに。


エサは、暁君が集めてきた大型のフクドジョウ。


一投目、着底と同時にコンコンと穂先が叩かれた。一気に巻くと(ムツ針使用)グネグネと生命感が。痩せ気味のアメマス!


「やっぱり釣れるじゃん!」と思ったけど、そんな甘くなかった(笑)。毎投当たるけど、釣れてくるのは大型のエゾウグイ!


ドジョウ丸のみ!3種のウグイ(ノーマル、マルタ、エゾ)が混在し、かつエゾウグイが圧倒的に少ないポイントでルアーを投げていると、エゾウグイの魚食性の強さがよくわかるんだけど、こんなデカいフクドジョウにもガンガン食ってくるんだ!ちょっとびっくり。


釣れてくるのは、だいたい35~40cmくらいの個体が多い。


産卵で接岸するワカサギを食いまくっているのか、お腹パンパン。


成熟したメスに見られる、天狗のように伸びた鼻。産卵床を掘るために発達するのだという・・・。


ブッコミ&コイ科大好きな暁君も嬉々として釣りまくり。


トラウトとかどうでもよくなってきてしまった。この日の最大は42cm。顔つきが老成魚チック。


上から見ると、頭の形が他のウグイと全然違う。エゾウグイ、ほんと良い魚!


全体的に婚姻色はまだ出ておらず、今後が楽しみ。50オーバーを目標に設定した。


【2017.6.10】

 まずは餌のドジョウをガサガサで捕獲。大型は一匹のみで、全体的に餌にするには少し小さい。道中、スーパーでサンマを2本買っておいた。


いざブッコミしてみると、今日はあまり良くない感じ。釣れてきた個体は、若干ホッペに色が乗って、婚姻色が出かかってきてるのかな・・・?といった印象。


もう一本、こちらは腹パンでかなり大きく見えたけど、計測してみると41cm。50オーバーの壁は厚そう。


外道でニジマスが釣れたところでポイントを移動する。流れ出しにドジョウをブッコむと、すぐに反応が!ロッドはMV-55、ウグイが流れに乗るとしっかり曲がって気持ちいい。


最後に頬っぺたが赤く染まった子で、本日終了。


前回よりも食いが明らかに悪くなったのは、産卵に向けて成熟が進んだからかな・・・?ルアーの方が釣れるのかもしれないけど、ライトブッコミ、かなり面白い。


エゾウグイその2に続く