2021年3月30日火曜日

月刊Angling MONSTER 3月号

【毎月30日更新 月刊Angling MONSTER 3月号】

●今月のトラウトレポ
 北海道道東エリアも厳寒期を抜けて徐々に気温が上がってきました。道東の春といえば、アメマスです。「湿原河川&本流」をメインフィールドとして、タックルを揃え、少しでも時間があれば川へ入っていました。

(この春、アメマスで使っているプロト。スピニング1本、ベイト2本)

4年前、「湿原河川でのスプーンの釣り」を習得したくて、頑張っていた時期がありました。その時出たのがアメマス自己記録の78cm。スプーン18gでの釣果だけど・・・「超・交通事故」な釣れ方だった。間違いなく、ミノーでも出てた一匹。

(足元でフラフラ泳ぐスプーンにドカーンとすっ飛んできた、あまりのトルクにしばらくイトウだと思ってファイトしていた・・・笑 MV-65にて。)

そして去年の12月。この春へ向けての予行練習として一週間川を歩いてみたけど、これがまぁ釣れないんだ・・・釣果はこの一匹のみ(泣)。


他には60クラスを一瞬でフックアウト(回収で追ってきて食った)、チビアメバラシが2回。それら含め、やっぱり「スプーンである必要ないじゃん」って出方だったため(スプーンにしか出来ない釣りを、僕が理解して、実践できてないんだろうと思う…)、開き直って、この春はプラグオンリーでやってみることに!

(Dコン72は正義。リアにシングル一本仕様にして、オープン~ゴチャゴチャの倒木の奥まで。川歩き、一日コレ一個で通したりしたけど、やっぱり使いやすい)

3月アメマス釣行、結果まとめ
釣行回数:8回
釣果:アメマス5本、最大62cm

「丸々一日釣り!」できたのは2回のみ、「朝or夕まずめ1~2時間勝負!」が6回、合計で8回釣行。最大はこの一匹、久しぶりの60アップ、62cmでした。(個人的には)良型サイズではあるけれど、70超えたかったなあ。


あとは、小型サイズ。全部Dコン72で釣りました。川を下りながら釣っていくので、基本ドダウンで、ドン。そんな状況でDコンやラパラを使うから、「脳死」で釣れる・・・。まぁ、まずは難しい事考えずにやっていこうと思います笑。


レベル高い友人たちは結果出してたし(僕の自己記録を超える魚の報告が2件もあった・・・)、SNSとか見てても良い魚よく見かけたけど、なかなか結果が出なかった~。やり込んでるスーパーローカルに比べると、圧倒的に経験が足らなさすぎる、もっと場数を踏まないと。

(個人的アメマスにはコレ。なチタラ。要所要所で打っていったけど、今月は結果出せず・・・。廃盤決定ってことで「最新釣果混えつつ、チタラの過去釣果まとめ」的な記事をつくろうと思ってるんだが、またの機会に。温泉チューンしても、しっかり動くよ笑。)

 そんな感じで、あまり結果が出せなかった3月のアメマス狙い。「湿原川歩き」に当てるはずだった春の一番美味しいタイミングを完全に外したので、この機会に「通える地元」をやり込んで、シーズン通してアメマスを追ってみようと思い始めた。

(3月の本流戦の結果はと言うと、6回行って、ノーバイト丸ボウズ。別に、孤高の釣りをやってるわけではなく、皆が入る有名ポイントで普通の釣りをやってんだが・・・。この時期に、朝マヅメ日の出前の1時間しかできないのが、敗因のひとつかな。)

今年やり切って、どこまで突き詰めていけるのか。すごくたのしみです。やっぱり、(自分にとっての)新しい挑戦をしていくってのは、ワクワクしますね。


●今月のロックフィッシュレポ
 実釣は無し(急遽中止に。仕方ないけど、悔しい。この時期の調査は、来年に持ち越しだな)。来月からの本格始動に向け、準備準備・・・。去年「ロックフィッシュ専用機」として導入した「ビッグシューターコンパクト(中古)」。「ハイギアで、かつフロロ6号を100m巻きたい」・・・となると、選択肢がアブしかなくてね。比較的安く手に入るし。普段は、盲目的シマノ信者ですが(笑)。


昨シーズンゴリゴリ酷使して、先の東北遠征でもずーっと使い通して、「総合的にみて、ロックフィッシュには良いリールだ!」と確信しました。で、今年のロックフィッシュメイン機として追加したのが、「レボビーストロケット(同じく中古、笑)」。


コルクグリップのディアモンと合わせると、うん、わかっちゃいたけど「めちゃくちゃダサい…」(笑)。でも、「超ハイギアで、フロロ7号が100m納まる」のはかなり魅力的。ハンター塩津さんが使ってるのとか見てたら、一周回ってカッコよく見えてきて買いました!(笑)


ベッコウ遠征でそのパワーを見せつけてくれた「スーパースピンドルSW 5インチ」。「気持ちも乗るし、今年のロックフィッシュはメガバスワームオンリーで通そう(去年までメインにしてた"汁物"よりは安いし・・・)」と思いまして。いざネットで探すとスピンドルの5インチ、もう手に入らないじゃん・・・。

(手元にあるのは、数えてみたら89本・・・ハイシーズンに北海道の豊か過ぎる海を相手にすると、相当うまくいっても実釣6日分ってとこ汗)

スピンドルの手持ち在庫はあるけど、すぐ消費する。ので、「ケムリカーリー4.5インチ」をなんぼか買いました。やっぱ礁楽シリーズを応援したい。でも、礁楽ワーム、6インチ以上とかの、もっとデカいのが欲しいなー。



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 魚があまり釣れず、道具語りと釣り具お買い物報告して、今月は終わりです笑。「月刊」と謳うほど、内容なくてごめんなさい!

来月は引き続きアメマスを追いながら、ロックフィッシュも始動予定(海は、天候次第ではありますが)、次回の固定日更新は4月30日に!過去の釣行記は、引き続きボチボチ書いていきます~。それじゃ、また!


2021年3月26日金曜日

東北のベッコウゾイを追う その4

 【東北ベッコウチャレンジ25日目】

 掴みかけていた気でいたけど、50オーバーと思われる一匹をブレイクして以降、子ベッコウすら出ない日が続いた・・・。もちろん昼間はずっと釣り続け、夕マヅメ以降も心が折れるまでやって、朝は3時に起きて磯に入る生活を繰り返していたにも関わらず・・・この磯で、何回朝日を見たかな。


長期滞在している間にオフシーズンにも拍車がかかっていって、ここ最近はアタリすらない日もザラ。ここまで結果が出ないと・・・逆に、一周回って、何も感じなくなっていった(笑)。焦りももうあまりない。

 ふと思いついて、「ボートからも撃たれていない」「陸っぱりでも、ふつーは入らない」というようなポイントを開拓してみて、エントリーに成功(危険は冒してません)。最後の最後にみつけた、「なんとなく、ベッコウっぽい?」と思えるポイント。ちょっと期待してしまう。


ラインチェックして結び変え、探り始めて数投目。足元にスーッっと落として、ゆっくり持ち上げてくると「グン・・・グン」・・・き、きた・・・!!キケンな障害物は特になし、スラックを取ってフッキング!「スカッ」・・・アワセ切れ・・・声もでなかった。


「・・・サイズ小さくてもアワセ切れはするよな」と言い聞かせるけど、辛い。ちょっとコレは辛すぎる。さっき結びなおしたとこだぞ。瞬発的に切れた感じだったので、「針掛かり、一切してないんじゃ・・・」と思い直して、周辺をじっくり探ったけど、反応はなし・・・。

敗因は、僕が買い占めすぎて周辺の釣具屋で「シーガー船ハリス6号」が手に入らず、代わりに「サンライン船ハリス6号」を使ってたから。根掛かりしたときに感じてはいた。「全然強度が違いすぎ、許さねー!」泣けてくる。


その夜はテントで発狂していた(笑)。焦りはないけど、自分自身への怒りが込み上げてきた。どうしてこうもうまくいかないんだろう・・・「それでも俺は、絶対に諦めねーぞ!・・・」。翌日ボウズで、いったん退いて、次がこの旅ラストの釣り。


【東北ベッコウチャレンジ27日目】

 あっという間に時間は過ぎて、この旅最後の山籠もりになってしまった。ラスト4日間釣りをして、北海道へ帰らないといけない。「釣り旅人の流儀(個人的)」として、誰に頼ることなく単独行を通してきたけど、ラストチャレンジの前に、久しぶりに地元ロックフィッシュ名手の「さんぺーさん」に会うことができた。

自分が滞在していた町の近くに釣りに来ているという事で合流して、ベッコウの習性とか、昔の話とか・・・アドバイスと廃盤カラーのスピンドルをいただいて、気合が入った。貴重な休みを僕のために割いてくれて、ありがとうございました・・・!


話を聞いて、釣り方を意識して変えていくことにした。それに合わせてワームはスピンドル5インチオンリー、シンカーはブラスから鉛に変更。・・・そしてラインは「シーガー船ハリス7号」にあげた(笑)。


 入りなおした初日の夕方。スピンドルを足元にスーッと沈めて、着底と同時に「グン・・・」と抑え込まれた!悔いの残らないように、思い切ってフッキングをきめると「ドンッ」と重みが乗る。「重い、ベッコウだろ!!」ゴリゴリ巻いて、螺旋を描きながら水面まで上がってきたのは・・・でっかいアイナメだった・・・笑。


いや、君。デカいよ。メジャーを当てると55あるように見える。けど、あまり平らな場所がなかったから・・・自己記録タイの54ということにした。水温も下がってアイナメのアタリは殆ど無くなってきたところで出た一匹・・・デカいのは残ってるのかな。老成したカッコイイ魚だ!


夕マヅメは反応なく、ナイターへ突入。「タンッ」「トンッ」とムラソイと思われるアタリが連発する。ここのところ夜やってもノー感じが続いていたのでちょっとビックリ。ことごとくノラないけど、一匹子ベッコウが出た。ちょっとこれ、なんか、良い流れじゃないか・・・?



【ベッコウチャレンジ28日目】

 期待した朝マヅメは反応なく。今日から天候が一気に荒れていく予報で、多分明日の午後以降は相当厳しくなる。「前回アワセ切れしたポイント、今日入るか、明日朝までとっておくか・・・」と悩んだけど、まだ確実に釣りになる今日の内に打っておくことにした。 

「さぁ、勝負だ」。前回と全く同じ立ち位置で、もらったスピンドルで探る。一投目、ダメ。二投目、反応なし・・・周囲に10投くらいしたけど、出ねぇ・・・。「だめなのか・・・」青銀にカラーチェンジしてみて、その一投目だった。着水して、最初のフォール、スーッ・・・・・・「ゴンッ!!」

冷静に、スラックを取って体勢整えてからあわせる。ドスッと重みが乗る。がむしゃらに巻く。一気にぶち抜いて、マ・ジ・デ・絶叫した・・・!!!


はぁ~・・・叫びはしたけど、言葉が出てこなかった。でもね、50はなかった。うん、メジャーあてる前にわかってた。でも、そんな事どうでもよくなっちゃった・・・。

28日かかって手にした一匹。世界でも日本でも関係ない、やることは同じ。「これが、俺の釣り旅です!」・・・ベッコウよ、ほんとうにありがとう・・・!


MX-8+、フロロ7号、スピンドルワーム5インチ。タックル立ても煮詰まって、釣り方もなんとなくイメージできてきたなってトコでの一匹。しかし本当に、長かった~・・・色々思い出すと、泣けてくるくらい、長かったよ。


 ・・・一気に気が抜けてしまった。予報より早く、海は徐々にシケだして、頭上から波しぶきが降ってくるくらいに荒れてきた。何となく赤金にチェンジ。「ほんと、こんな事ってあるんだね・・・ギリギリのタイミングだったな・・・」なんて考えながら、辺りを探っていると「グン・・・」ドスっとフックアップ、結構な重量感。ぎゅぃーんと水面で横っぱしりを見せた、ナイスベッコウ・・・!すごい、なんだコレ・・・笑。


たまたま、最後の最後に色んな好条件が重なって、状況が良かったのかもしれないけど・・・ベッコウの習性、魚としての「癖」的なトコロを教えてもらって、自分でも意識してアプローチを考えて、その途端に流れが変わったと思う・・・何が真相かは魚に聞かなきゃわからないけど、「魚の気持ちを考えてみる」ってのは、本当に大事だなぁと、改めて実感した!



【29日~30日、この旅ラストの2日間】

「この調子で、ゴーマル出たりして・・・」と思ったけど、うねりがどんどん酷くなり、全く釣りにならなくなった。滞在中最高クラスのシケ。魚一匹も釣れず。うん、そんなもんだよな・・・笑。



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 以上で、合計30日に及ぶ僕のベッコウゾイへの挑戦は「一旦」終了! さすがに長時間やり通しただけあって、学びがたくさんあった。

本当に、「釣り方」に関しては道を示してくれたさんぺーさんのおかげ(そう言ったら本人は、謙遜されると思うけど・・・笑。そしてもちろん、僕一人でも色々考えて、最大限の試行錯誤をしたよ)。いつものスタイルで開拓して、ホットなピンスポットを見つけることが出来たのもデカかった。

最後の最後に釣れてくれた2匹のベッコウ。今後の僕のロックフィッシュゲームに、大きな影響を与えてくれると思う!


・・・「どうでもよくなっちゃった」って言ったけど、次は絶対にゴーマル捕るぞ(笑)また同じ季節に、この地へ帰ってこようと思います。これまでやってきた海外旅と同じキモチで挑んだ今回のこの「釣り旅」、一生忘れる事はないだろうな。

そして、ベッコウチャレンジから学んだコトは、北海道でのロックフィッシュゲームに繋がっていく・・・はず。この春、何としても結果を出したい。今期も気合いいれて、やるぞ!


「東北のベッコウゾイを追う」、おわり。

2021年3月19日金曜日

東北のベッコウゾイを追う その3

【東北ベッコウチャレンジ16~17日目】

 またまた一気に飛んで、16~17日目。調子良かったのはスタートだけで、そこからは何をやっても大型ベッコウからの反応はなく・・・。16日目も歩き回って、釣果はアイナメ一本のみ。夕マヅメにこれまで何回も探っても反応がなかった磯へ降りてみると、日没直前から急に魚っ気が出始めた。これまで見たことなかったマゾイに、久しぶりに顔を出してくれた子ベッコウがポンポンと。



諦めきれず、そのままナイターへ突入してみると、これまた今回初見のムラソイが2匹釣れた。「あれ、やっぱり夜ってアツいのか?」・・・人気も人工物も何もない夜の磯はマジで怖い。暗闇の恐怖に耐え切れなくなって、今日はこれでやめにする。



 翌朝、17日目。朝3時に真っ暗な磯へ入る。昨日よりうねりがキツく、操作性を求めて9Sにフリーリグでサクサク探っていると「モゾ」というアタリ、フッキングすると「ドンッ」と竿が一瞬止まる。

「きた、きたきたきた!!!」ゴリゴリ巻いて、水面に浮いた魚を照らすと、ついにきた。デッカいベッコウだ!!2kgは余裕で超えていると思われ、今の立ち位置からだとラインが磯に擦れそう。抜き上げはやめた方が良いと判断。

足場が高く、岩肌にしがみつきながら、ロッドをなるべく突き出して、震える足に喝を入れて降りていく。が、「ドカーン」とデカいうねりが押し寄せ、魚がさらわれ足元で揉まれ、「パン」・・・メインPEが一瞬でラインブレイク・・・「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」と叫んで、ひとり磯でぶっ倒れて、泣いた。


「魚に申し訳ない事をした」とかそんなコメント、無理、出来ない。磯に入る前、悩んだ・・・「絶対にベイトの方が良い。けど、プロトの9Sで釣りたいなぁ。」・・・。左手が塞がっていたためベールを返せず(PEが磯に触れた)。ベイトだったらクラッチ切って対応できた・・・ちょっと、本当に立ち直れなかった。


この日の朝は、もう一発中型と思われるソイ(ムラソイか、マゾイか、ベッコウかはわからない)が食ったけど根に入ってフックオフ。なぜかタコが一匹釣れて、魚は一匹も釣れなかった・・・。


【東北ベッコウチャレンジ18日目】

 前回の目標サイズラインブレイクの後一回町へ戻って、また釣りへ。前回新たに見つけた深いスリット2か所をチェックしに向かう。


最初のスリットではアイナメのアタリが数回あったのみ、次のスリット・・・うねりがドカドカ入っていて、これは思ったように探れないな。とりあえず足元へ、の一投目。「グン」、来た!「ドスッ」と重みが乗り、一気に巻き上げて抜き上げ。やった、本当に久しぶりの"タケノコ" サイズじゃないベッコウ・・・!


50には全然届かないけど、本当に嬉しい。この旅で初めて自撮りもできた。タックルは、MX-8+(グリップエンドだけ9Sのを装着)。今回からMX-9Sのロングスピンタックルは除外して、ベイト一本で通すことに。次、デカいのブレイクしたら、もう本当に立ち直れないだろうから・・・



【可愛いムラソイフォトギャラリー★】

記事中でも触れたけど、ローライトで一気に活性が上がるムラソイ達。それまでさんざん探って一切反応がなかったエリアでも、夕方~日が落ちていくにつれて、「トンっ」とか「タン!」とかいう元気なアタリが出始める。



「夜ってやっぱ釣れるのか・・・?」と思い始めてからは、暗い時間帯もできる限り竿を振り続けていました。感覚が麻痺してきて、夜闇にも耐えられるようになっていった・・・相当、追い詰められていたのでね(笑)。



・・・「ローライトがアツい?」って事以外にもムラソイ君たちを数釣ったおかげで、「答えのひとつ」になるかもなぁ、というなにかを、ちょっとだけ掴めたかもしれない・・・。


あー、ブレイクした、あの50アップ捕れてたらなぁ(泣)未だに吹っ切れていません!

2021年3月12日金曜日

東北のベッコウゾイを追う その2

【東北ベッコウチャレンジ5日目】

 特に何も起こらない日々が続き、とんで5日目。初日に42cmを釣ったワンドに再び入ってみることに。ベイトタックル(MX-8+)に続いて、スピニングMX-9Sも導入することにした。風が強い日が多く、可能な限りベイトタックル(フロロ6号)で探り切って、届かない範囲はロングスピンで遠投してカバーしていく。


30日間の釣りを通して、自分のロックフィッシュ・タックル考はドンドン変化していったのだけど、この時は「スピニングの操作のラクさ(いつも風は強いし、感度はPEだから良いし)」と、「MX-9Sで結果を出したい」という思い入れで、9Sを握っている時間が長かったな。この日、初日に42cmのベッコウが出たワンドに入りなおしてみた。ちょっと荒れすぎかな・・・。


アイナメのアタリが多く、なるべくフッキングしないようにしてかわしていると「グン、グン」とそれっぽいアタリ!一瞬潜られたけど、難なく出てきた。30センチクラスのベッコウ!


一通り美味しそうな箇所を撃ち終え、少し立ち位置を替えて、「まぁ、ここは違うだろうなぁ・・・」というピンに一応入れてみる。と、「グンッ」とベッコウのアタリ!「マジか!」とテンパりながらフッキングの体勢に入るけど、どう頑張っても手前の張り出した岩にメインのPEラインが掛かっている状態。結果、アワセが中途半端になって、巻き上げ途中でフックアウト・・・泣。「ぐぁぁ~~!!」と叫んでから、もう一投。「グン・・・」・・・マジかよ。ラインの角度は問題ナシ、スイープにドスッと掛けて、巻き上げ、抜き上げた!


腹パンパンのプリプリのメス。「今晩産みます!」ってくらいの感じ、サイズすら測らず、数枚写真撮って即リリースした(ちょっとだけ、お腹から仔が出てきてた・・・ごめん)。しかし、フックアウトして、また食ったのか。最初にフッキングした後(針掛かりしてなかったのかな。)、底を切って3、4mは巻き上げた感覚だったけど・・・。


一旦町へ戻り、装備を整え直してきた今回。初回で沢があることを確認していたため、水の持ち込みはしなかった。潰した空のいろはすボトルを持ち込んで、沢で水を汲み、煮沸して飲み水に。料理にはそのまんま使った。


毎日毎日同じメニューだけども、一日一食だとこんな飯でも楽しみになってくる。ベッコウが釣れた日のカレーは、美味い!


東北のベッコウゾイを追う その3に続く


【ネウさんフォトギャラリー★】

記事中には登場しない、アイナメさん達の写真集です。「カーン」っていう硬質なアタリで「あ、アイナメだね」ってわかるんだけど、たまに元気ないヤツが「ヌン・・・」みたいなベッコウっぽいアタリで食ってきて、ドキドキさせられます(笑)。









アイナメの50アップは一本だけ出ました。北海道以外で、このサイズに触れられて感動した!この魚は、また別記事に登場してもらおうと思います。