2017年10月31日火曜日

アキアジ2017 その2

【2017.9.8】アキアジ釣行4日目

 Mさんと早朝4時から止別へ。河口から離れた浜の奥側、潮の流れと水深が丁度いいエリアがあって、そこに釣り人が密集。ポツポツあがっているけど、釣るのはだいたい同じおじさん。皆同じ仕掛けで同じようにやっているのに、何が違うんだろう・・・?

ちなみに、一般的な「浮きルアー」という仕掛けは、「中通しのウキを浮き止めで固定し棚を変えられるようにして、35~50g位のスプーン+タコベイト、フックには餌(カツオやサンマ、食紅で染めたイカ等)装着」といったもの。


自分は敢えて軽いスプーンにタコベイトだけ装着し、飛ばし浮きを付けた仕掛けを試してみる・・・。


色々考えてやってみるけど、反応なし。9時頃には疲れ果てて浜で休憩する。潮が引くにつれて釣り人達は河口寄りに移動して立ち込み始め、次々と竿を曲げ出した。ずっと姿が見えなかったMさんもその集団の中にいて、浜に帰ってきた際に話を聞くと、3本バラシたという。


おじさん、アキアジとファイトしつつ集団から抜けて浜を目指す途中で転倒。波で揉みくちゃにされているも、皆アキアジに夢中で誰も助けようとしない・・・Mさんが救出に向かう。魚っ気が増すと共に、段々止別らしくなってきた笑。

 その後、なんとか最前線集団に入り込むと、目の前にはアキアジの群れ。周りは次々と掛けている。しかし・・・自分にはアタリすらなし。敢えて選択した小さなスプーン、軽すぎだ。隣のおじさんに餌を恵んでもらったMさんは2本掛け、1本キャッチ。


 Mさんの携帯が水没したため、一度ウチに帰って体制を立て直す。「餌いらねーだろ」精神でやってきた僕たちだったけど、ホームセンターでカツオの切り身を購入(笑)。ついでに40gのスプーンも買った。やる気満々で13時に止別に戻ると・・・あれだけいたアキアジ達が全くいなくなっていた。夕方までやって結局ボウズ・・・。


【2017.9.12】アキアジ釣行5日目

 Mさんが寝坊し、朝イチを逃した。浜に到着すると、「パームスおじさん」(毎年止別に住み込んでいるらしい、ズバ抜けて釣るおじさん。パームスの竿を使っているから、パームスおじさんと命名した)が竿を曲げている。釣り始めると、すぐにググッーーと竿が抑え込まれた(薄暗くて浮きがよく見えず)。大アワセを入れてファイトするが、数秒でフックオフ・・・。その数投後、再びモゾモゾと来て重みが乗ってからフッキング!カッコイイオス、ようやく今年初物釣れた~!


 ちなみに、今シーズンのタックルは殆ど、ロッド:MX-7(スピニングモード)、リール:16ナスキーC3000HG、ライン:PE2号+ナイロンリーダー35lbで通した。完全間に合わせ。


問題点?としては、
・止別、周りの釣り人の平均ロッドが9フィートぐらい。潮が左右に流れている際、ロングロッドに左右を挟まれての釣りだと辛いことがたまにある。でも、全然何とかなる範囲内。
・ナスキーは、予想通り壊れかけに。ゴリ感が異常。ファイト時ポンピング一切せずに今シーズンを乗り切ってみたけど、すぐにダメになっちゃう。アフリカの友達にあげよう・・・。

ワンシーズンで分かったコト?としては、
・MX-7スピニングモード、飛距離申し分なし。手持ちのスピニングロッドがなくて間に合わせで今シーズン使ったけど、全然イケる(周りの釣り人の年齢層が高く、体力的な面か、9フィートクラスのロングスピニングロッドと大差なかった)。パワー的には言うまでもなく、バッチリハマる。が、個人的にはもうちょいロッドパワーを落として(来年は現在プロト段階のMX-7Sだね)、必死になってファイトしたい。
・そのために、良いリールの購入検討。国内地元でチョイ釣り、たまに国内遠征+海外で1m前後の「怪魚」を想定するなら、ストラディックとかあたりで良いと思うけど・・・北海道で酷使、たまに国内遠征+海外怪魚・・・というスタイルを考えると、ツインパXDあたり買っても良い気がしてきた・・・。あと、来シーズンはしっかりポンピングファイトしよう。

ついでにスプーンは、
厳選してシーズンを終え、最終的にはこんな感じに。アキアジクルセイダー45g、サーモンロケット50g、ぐるぐるサーモン45g。フックは「剛力鮭鱒3/0」でチラシ針を自作。餌もいろいろ考えて・・・とキリがないのでこのへんにしとこう。アキアジ釣り、奥深くて楽しいんです(笑)


・・・さて、話がずれたけど、この日反応が良かったのは6時頃まで。周りでもあがらなくなり、雨が降り出した8時頃に一時撤退。


撤退する足で、「第四」(網走港の第四ふ頭)を見に行ってみる。ここもアキアジ釣りで有名なポイント。椅子に座りながら釣りができるお手軽ポイントなんだけど、皆、結構な雨風の中、黙々と頑張ってる・・・。


しばらく見ていると、次々と竿が曲がり出した!これから雨風が強くなる予報で、午後は第四か止別か、迷う。


午後、結局第四へ。強風+大雨でやる気が削がれた自分は車で昼寝。Mさんは2時間くらい頑張っていたけど、ガヤかソイのアタリがあっただけだったとのこと。夕方、止別へ。この天候、殆ど釣り人がいない・・・。


それでも一瞬小さな群れが入ってきて、跳ねを数回確認した直後、Mさんにヒット!明らかにチャンスだったけど自分はダメでした。思うようにいかないなあー。


2017年10月30日月曜日

アキアジ2017 その1

 サケ(シロサケ、北海道では「アキアジ」)釣りの聖地、止別(やんべつ)での釣行メモ。網走に住んで今年で8年目になるけど、実はちゃんとアキアジ釣りをしたことがなかった。ので、今年からやり込んでみようかと!

ワンシーズンを終えて(いや、ポイントを変えたりなんなりしたら、12月とかまで釣れるらしいけど・・・)、結果から先に言ってしまうと、釣行回数14回、キャッチ16本。止別では最低カースト、いや、カースト表にも載らないレベル・・・(笑)

皆同じ仕掛けでやってても、明らかに差がでるから面白い。「もっと上手くなりたい!」と思える釣りでした。


【2017.9.1】アキアジ釣行1日目

 本日、止別解禁!取材兼、遊びにきていた望月さんと現場へ向かうが、釣り人が殆どいない。まだ早朝5時にもかかわらず、「魚いねーわ」と浜から引き返してくるおじさん達。昨日まで数日間動き続け、昨晩もあまり寝れていない僕たち。心が折れて竿を出すことなく離脱・・・。

・・・ちなみに、望月さんとの釣り紀行の模様は、今月号(12月号)のロッド&リールに掲載されているようです!


久しぶりに知床「ペキンの鼻」に渡船したら、クマっこがたくさんいた。前はこんなにいなかったよな・・・。



【2017.9.4】アキアジ釣行2日目

 「そろそろ魚来てるかな?」と、15時から止別へ向かう。現場に着いてみると・・・残念、まだアキアジさん達が来ていないようで、釣り人は数人程度(最盛期は隣の人と肩がぶつかるぐらいの人口密度になる)。天気は最高で、オホーツクブルーが美しい。


止別川河口の両サイドが堤防になっていて、釣り人達は「お立ち台」と呼ぶ。そこからキャストを繰り返すMさん、いきなり釣った!隣にいた釣り人曰く、「なまらかっけぇ!今年、お立ち台での一本目だ~!」


その後来たフカセ師さんがお立ち台から掛けていたけど、バラシてた。周りでは一本も釣れておらず。「明日の夕方も来てみよう」ということになり、ウチに帰ってから、フカセ仕掛けを見よう見まねで作ってみる。



【2017.9.5】アキアジ釣行3日目

 今日もMさんと15時から止別へ。今朝釣れて情報が回ったのか、釣り人が大幅に増えた。浜の奥側にはブッコミ師が竿をズラリと並べ、その手前に浮きルアー&フカセ組。一番手前、一匹狼のオレンジライジャケおじさんは、ジグのジャークを繰り返すヒッカケ師(笑)。


 以前の止別は、夜になるとヒッカケ専門の人がやってきてたし、更には川に立ち込んで、巨大な網でアキアジを掬ったり(アラスカの「ディッピング」と同じ要領)と、メチャクチャだった(笑)。当時のカオス感が好きだったけど、今はだいぶ落ち着いた感じになったのかな。

さて、釣果はというと、ボウズ・・・。お立ち台でフカセにカラフトマスが掛かるも(スレっぽかった)バラシ、浜ではポツポツとあがっていて、フカセに明確なアタリが一回。まだまだ腕が足らないみたい。

2017年10月25日水曜日

道東シマゾイ調査

【2017.10.18】

 一週間以上ずっと体調を崩していて、ようやく回復。今秋のテーマとして9月頭から通い込んでいた「聖地止別」のアキアジ釣りは、寝込んでいる間に旬を過ぎた感あり・・・。といわけで、リハビリとして、近場のライトロックフィッシュで遊んでみることにした。夜の港、敢えて重めの直リグ(14g)で遠投し、ボトムを探るといきなりシマゾイが。


それから3時間程やって、シマゾイが約20匹!普段は殆ど釣れないんだけど、今年はいったいどうしちゃったんだろう・・・。個人的には嬉しい事態ですが。











【2017.10.22】

 追加でシマゾイ調査。原点回帰、ロッドはMX-7。18gのテキサスリグをド遠投して、沖の昆布エリアを探ると・・・「ドンっ!」いきなり、35近いクロソイが!


ここらではなかなかお目にかかれないサイズ。自己記録です(笑)。


昨夜、Mさんが同場所で20匹ほどシマゾイを抜いたらしく、それが原因か反応が薄い(笑)。それでもポツポツと拾っていき、「あー、シマゾイ、カッコいいなー!」と、一匹一匹を愛でる。個体差がかなりあって、釣り続けてて飽きない。









Mさんに借りたメガバスのヘッジホッグにステラのセット。ワンナップシャッド4インチのテキサスを沖に遠投し、「トンっ!」気持ちイー(笑)。金太郎飴状態だけど、一応こいつが今日イチかな。


  今日は15匹。泣尺ガヤも釣れたけど、写真撮る前に逃げられちゃった。今現在、シマゾイのアベレージは20~25cm・・・来年あたり、皆大きくなってないかな?今後に期待して、今年はこれで終わりにしましょう。

2017年10月21日土曜日

秋の道東釣りツアー

【2017.9.16】

 大阪から学さん、イタリア人旅人のマテューが網走にやってきた。今回初めましてのマテューさん、トラウトとスプレーアートを愛し、世界各地の壁にトラウトの絵を描いていて、「アレスト4回ジャイル2回」という経歴の持ち主(笑)。フライフィッシングで世界のトラウトを釣って回っているらしい。


午後に女満別空港に到着し、初日は空港近くの川でアメマス釣り。


夏は大型も出たけど、いなくなった。小型ばかり。前日まで雨が続いていてかなり増水気味。釣りづらい。


夜は網走でライトロックフィッシュ。「見るだけでいいよ」と乗り気じゃなかったマテューだったけど、水面のルアーに激しくアタックするクロソイを見て、すぐにタックルを取りに車に戻った(笑)。


クロソイが水面を割ってボコボコ出る!1キャスト数バイト、「ディスイズ北海道!」マテューもかなりエキサイトしてくれて、よかった。


どういうわけか、今年はシマゾイが多い。学さんが釣って、


僕にも良い型のシマゾイさんが。



【2017.9.17】

 翌日、忠類川へ。マテューを放置して(ルアーとフライじゃ適したポイントが異なる)、学さんと目視で魚を探して川を歩く。しばらく行くと、淵にカラフトマスが溜まっているのを発見。学さんがチタラで何度も掛けるが、全てバレてしまった。ちょっと間をあけてからスプーンを投入すると、釣れちゃった・・・。


たぶん、学さんがバラしたのと同じやつ(笑)。セッパリがすごい、トリケラトプスみたい。


激流を渡り切り、対岸の分流を探りに行っていた学さん。いきなりシロサケを釣っていた!


産卵終わりのメスかな。サイトでチタラで仕掛ける釣り。魚がブチ切れる瞬間が全て見えて、面白いです。


それから僕が釣った淵に戻り、学さんにカラフトマスを狙ってもらう。かなりの大型個体を掛けるも、これも足元まで寄せてバレちゃった・・・。その直後、すぐに掛けてブチ抜き。小型だけどセッパったオス!


それから暫く上流へ進み、流れの中にチタラをブラインドで投げていると、珍しい、アメマスがヒット!


その後、僕がシロサケをスレで掛けてしまい、チタラをロスト・・・。放置していたマテューはカラフトを2本釣ったとのこと。川でのサケマス釣り、やっぱり面白いね。また来ましょう。


【2017.9.17】

 台風がやって来た!泣。自分は予定があり、網走に戻ってきていたけど、学さんとマテューは羅臼にオショロコマを釣りに行っていた。大雨の中早朝から川に入り、増水し始めるまでの間にかなり楽しめたみたい。


この時期のオショロコマは美しいね。川にはシロサケとカラフトマスが遡上していて、そのイクラを狙ってオショロコマが集結している。





【2017.9.18】

 台風一過、快晴。川は全て死んでいるため、屈斜路湖へ。


開拓中の屈斜路湖ブッコミ。速攻で学さん、ニジマスをキャッチ。ザ・放流モノって感じの雰囲気で、美しくない・・・。


直後、ロッドが飛ばされて、沖に向かってピューっと泳いでいく(笑)。なんとか回収すると、今度は綺麗なニジマスでした。


エゾウグイも。ニジマスよりも嬉しそうな顔をする学さん(笑)。


釧路川の吐き出しに放置していたマテュー、ひたすらウグイを釣っていた。「この魚、2種類いるんだ。知っているか?ノーマルタイプはファックだけど、もう一つの方は美しい」・・・とのこと(笑)。


最後はマテューのフライフィッシング講座。グワッと黒い影が浮上してフライを吸い込む光景に大興奮。初めてフライで魚釣ったけど、面白いね。これにて道東ツアーは終了!来年は誰が来るかな・・・?