2022年2月27日日曜日

月刊Angling MONSTER2月号

【今月のレポート更新】

モンスターキスのホームページでは日々テスター陣がレポートを投稿、高頻度で更新が続いています。

今月の僕のレポートは「MX-1”リールモード” × タンガニーカ湖」。このブログでも過去に書いてますが、アフリカンシクリッド好きな方はぜひ見てみてください。


コロナ直前のタンザニアとザンビアの旅、もう2年前かー。そろそろ、アフリカの民たちに会いたくなってくるなぁ。大型ラテスや、大型ポリプテルスも、あともう一歩。この地へは絶対に再訪しなくちゃならない。



【ディアモンスターピックアップ MX-6編】

過去の釣り旅を、僕がこれまで使ってきたディアモンスター各機種にフォーカスしつつ、振り返り(ネタない時の不定期企画)。まずはMX-6編。


「ベネズエラの”パボーン”」

2014年、古田くんの案内でベネズエラを旅した。オリノコ水系の小さな湖でピーコックバス狙い。現地では「パボーン」と呼ばれていて、僕らが入ったエリアでは「キクラ・テメンシス」種がメインになる。


タックルは、MX-6にスピードマスター200。PEは確か5号とかだったかな。アンバランスセッティングだけど、当時情熱だけはあった、ということで(笑)。


「ザ・ファーストを巻いたら釣れるで!」と古田くんは言っていたけど、いざやってみると、もっと状況は渋かった。手持ちルアーで唯一ハマったのはシュガーミノー125F。竿を横方向に捌いてロングジャーク&ストップを繰り返すと、「ドンッ!!」とひったくられる。(マラリア発症する直前で、顔に覇気がない&なんか浮腫んでる・・・)


ボロボロのカヌーは常に浸水していて、船底に溜まってくる水を掻き出しながら釣りをする。バランスを取りながら、座ったまま片手でキャスト&ファイト。MX-6の取り回しの良さが生きた。


この湖、特大サイズってのは恐らく居なくて、最大魚はロクマルってとこ。ドラグフルロックでやってて(笑)、急に強烈なバイトが来ると、ショートグリップゆえヒヤッとすることも。

・・・そんな事から、当時はMX-7のグリップと互換して使ったり、後にMV-65のグリップと互換した「V6モード」が生まれ、MX-6+の開発にも繋がっていく。

(※アンバランスなリールをフルロックで乗せていたのが大きな原因。適正ドラグでやれたら、60クラスのピーコックバス相手には全く問題ないっす)


「ブラジル、リオ・アズールのツクナレ ”フォーゴ”」

2014年、ブラジルへ。2か月半の長期旅。「どうしても”フォーゴ”を手にしたい!」と、特別な川へ・・・。2日間と限られた時間で、絶対に一本手にするためのタックルは、MX-6(に、相変わらずスピードマスター&PE5号、笑)。ルアーはバンニェイロ(当時は自作ウッド)と、手首が疲れてきたらレッドフィンのロングジャーク巻き。


「君の前にオーストラリア人が来ていたけど、フォーゴは手にできずに帰ったよ。今は、時期があまり良くないんだ」・・・と聞かされて、さらに気を引き締める。集中して、流れ下るボートからショートキャスト、川岸両サイドのオーバーハングをビシバシ打っていく(川幅はかなり狭かった)。良型のタライロンやマトリンシャン、メーター近いカショーロが次々水面を割って出る。


バンニェイロに「パカーン!」と赤い爆発が起こるが、食い損ねて、レッドフィンでフォローを入れるとズドンとヒット!船べりまで寄せて、丸のみしているのが見えたので、一気に抜き上げた・・・。


(※今、同じ水系をもう一度旅できるなら、MX-6+をメインに、MX-6とMV-65の計3本を持ち込むかな。当時は6一本でこなしていました。自作時代のバンニェイロはウエイト軽く、製品版にはMX-6+、MV-65がオススメ)


「ブラジル、ラゴアの小型ツクナレ陸っぱり」

小塚さんの案内で、ブラジルの田舎町へ。陸っぱりで、ラゴア(乾季に、川から切り離された湖)を釣る。狙いはピーコックバスの青いやつ(キクラ・ピキティ)とジャミジャミ模様の黄色いやつ(キクラ・ケルベリー)。ルアーは自作バンニェイロオンリー。


スローアクションにはあまり反応せず、兎に角思いっきり”アマゾンアクション”じゃないと食わなかった。ウッドの自作バンニェイロとMX-6の相性はバッチリ。・・・僕の最大魚は、皆が昼寝をしている間にひとりで釣ってしまったので、手持ちの写真がない(笑)


その後、小塚さんが起きてきて、サクッとケルベリーの美個体をキャッチ!ロッドは同じくMX-6。


(※今後、南米を再訪するとなっても、絶対にMX-6を持ち込みます。小さなトップウォーターやミノーと組み合わせると、小型ピーコックスペシャル。間違えてテメンシスのような大型種が混ざるような水系でも、MX-6なら対応可能だしね)


「カナダ、フレザーリバーのホワイトスタージョン」

このブログでは書いてないけど、2014年のカナダ旅。狙いは、ホワイトスタージョン・・・数釣って、「このポイントでは大型(2m以上の個体)は出ないだろう」と思えたので、試しにMX-6を投入してみる。
グリップは当時試作していた「超ショートスピニンググリップ」。カルコン400にPE8号(お遊びセッティング、ですからね笑)。


仕掛けはこんな感じのオモリを使ったブッコミ釣りで、餌は生きたウグイ。流石にキャストは出来ないのでゴムボートで流心まで漕ぎだして、仕掛けを真下に沈めて、岸まで戻ってアタリを待つスタイル。


MX-6の壊れにくさは既に実感&実証済みだったので、ゴムボートで魚を追いかけながらファイト出来ることもあり、「余裕だろう」と。・・・まずは小型をキャッチ・・・してたようだけど、記憶にない(笑)。


そしてもう一発。これが結構デカくて、170cmの個体だった。ゴムボでフォローしつつ、思いっきりブチ曲げる。ラインがガイドの下を通ってる。


真上から力をかけ続けていると、川底から離れて浮いた!勝負あり。


(※テスター菅ちゃんは大型のバラムツを、小塚さんは120号クラスのオモリを使って100メーターラインからオオカミウオを。と、僕はあまりやる機会がないけど、海の船釣り(バーチカルな、)でも、懐の深い竿になるかもですね。)


「巨大魚の”餌”を釣る、自分達の”飯”を釣る」

スタージョンの餌はウグイ。MX-6のスピニングモードにミミズを餌にウグイを釣って、リールを変えてそのままブッコミ、で、上の170cmをキャッチ。


ピラルクーの餌は、タライラー・・・だけど、数が少なくてなかなか釣れない。ので、スピニングモードで小型ペンシルを使い、ボートを流しながらブッシュ際を打っていき、シルバーアロワナを数釣って、餌にベストな小型サイズを混ぜていく。


ガイアナの渓流は、大型魚が少なかった・・・。本命タライロンは釣れたけど、リリース。自分達(隊員2人の、自分含め3人)の食料がないので、遡上しながらスピナーを連打し、マトリンシャンを数釣る。


と、まぁ、別の意味で「本気」にならなきゃいけない、ならざるを得ない、そんなシチュエーションでも、活躍してますよ。

(※旅先での珍魚釣り、ホーム北海道での渓流、などは言わずもがな。というわけで今回は省略しました。また今後の更新ネタで取り上げるかも~)


「MXー6適正セッティング」

ルアーキャスティングなら、シマノの70~100番クラス、ベイトフィネスリールとの相性も良し(現在自分はコンクエストBFS使用)。PEは~3号。


今年はトラウトでも、しっかり投入していこうかなぁと思っております!

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来月は、そろそろ北海道のトラウト、ロックフィッシュも開幕です。去年から引き続き、アメマスの80オーバーを狙うぞ・・・日々の釣りはそんな感じでやっていこう。次の固定日更新は、また来月末に!