2021年3月19日金曜日

東北のベッコウゾイを追う その3

【東北ベッコウチャレンジ16~17日目】

 またまた一気に飛んで、16~17日目。調子良かったのはスタートだけで、そこからは何をやっても大型ベッコウからの反応はなく・・・。16日目も歩き回って、釣果はアイナメ一本のみ。夕マヅメにこれまで何回も探っても反応がなかった磯へ降りてみると、日没直前から急に魚っ気が出始めた。これまで見たことなかったマゾイに、久しぶりに顔を出してくれた子ベッコウがポンポンと。



諦めきれず、そのままナイターへ突入してみると、これまた今回初見のムラソイが2匹釣れた。「あれ、やっぱり夜ってアツいのか?」・・・人気も人工物も何もない夜の磯はマジで怖い。暗闇の恐怖に耐え切れなくなって、今日はこれでやめにする。



 翌朝、17日目。朝3時に真っ暗な磯へ入る。昨日よりうねりがキツく、操作性を求めて9Sにフリーリグでサクサク探っていると「モゾ」というアタリ、フッキングすると「ドンッ」と竿が一瞬止まる。

「きた、きたきたきた!!!」ゴリゴリ巻いて、水面に浮いた魚を照らすと、ついにきた。デッカいベッコウだ!!2kgは余裕で超えていると思われ、今の立ち位置からだとラインが磯に擦れそう。抜き上げはやめた方が良いと判断。

足場が高く、岩肌にしがみつきながら、ロッドをなるべく突き出して、震える足に喝を入れて降りていく。が、「ドカーン」とデカいうねりが押し寄せ、魚がさらわれ足元で揉まれ、「パン」・・・メインPEが一瞬でラインブレイク・・・「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」と叫んで、ひとり磯でぶっ倒れて、泣いた。


「魚に申し訳ない事をした」とかそんなコメント、無理、出来ない。磯に入る前、悩んだ・・・「絶対にベイトの方が良い。けど、プロトの9Sで釣りたいなぁ。」・・・。左手が塞がっていたためベールを返せず(PEが磯に触れた)。ベイトだったらクラッチ切って対応できた・・・ちょっと、本当に立ち直れなかった。


この日の朝は、もう一発中型と思われるソイ(ムラソイか、マゾイか、ベッコウかはわからない)が食ったけど根に入ってフックオフ。なぜかタコが一匹釣れて、魚は一匹も釣れなかった・・・。


【東北ベッコウチャレンジ18日目】

 前回の目標サイズラインブレイクの後一回町へ戻って、また釣りへ。前回新たに見つけた深いスリット2か所をチェックしに向かう。


最初のスリットではアイナメのアタリが数回あったのみ、次のスリット・・・うねりがドカドカ入っていて、これは思ったように探れないな。とりあえず足元へ、の一投目。「グン」、来た!「ドスッ」と重みが乗り、一気に巻き上げて抜き上げ。やった、本当に久しぶりの"タケノコ" サイズじゃないベッコウ・・・!


50には全然届かないけど、本当に嬉しい。この旅で初めて自撮りもできた。タックルは、MX-8+(グリップエンドだけ9Sのを装着)。今回からMX-9Sのロングスピンタックルは除外して、ベイト一本で通すことに。次、デカいのブレイクしたら、もう本当に立ち直れないだろうから・・・



【可愛いムラソイフォトギャラリー★】

記事中でも触れたけど、ローライトで一気に活性が上がるムラソイ達。それまでさんざん探って一切反応がなかったエリアでも、夕方~日が落ちていくにつれて、「トンっ」とか「タン!」とかいう元気なアタリが出始める。



「夜ってやっぱ釣れるのか・・・?」と思い始めてからは、暗い時間帯もできる限り竿を振り続けていました。感覚が麻痺してきて、夜闇にも耐えられるようになっていった・・・相当、追い詰められていたのでね(笑)。



・・・「ローライトがアツい?」って事以外にもムラソイ君たちを数釣ったおかげで、「答えのひとつ」になるかもなぁ、というなにかを、ちょっとだけ掴めたかもしれない・・・。


あー、ブレイクした、あの50アップ捕れてたらなぁ(泣)未だに吹っ切れていません!

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