2019年2月27日水曜日

浮島の肺魚エチオピクス漁 その1

 今回、ウガンダにやってきた一番の目的は、アフリカン肺魚の最大種「プロトプテルス・エチオピクス」を捕まえることだった。それも網とかカゴとかじゃなく、「釣り針で、釣って捕る」ことが目標。針さえ使ってれば手段は問わず、置き針でも延縄でもなんでもいい。

肺魚を「釣る」上で考えないといけないと思われるのは、エグいキバ。水槽の中ではヒーターを噛み割ったりすることもあるらしい。


実際にコンゴの市場で見た奴らもヤバい歯してて、手で掴もうとすると積極的に噛みつこうとしてきた(コンゴの市場で見るのは、殆どがアネクテンス(の亜種のアネクテンス・ブリエニー)とドロイって種類。エチオピクスは亜種の「コンギクス」と「メスメケルシー」が生息してるけど、市場ではコンギクスを数回しか見たことがない)。


というわけで、ウガンダの田舎町の宿に着いて、まずは50本近くのワイヤー仕掛けを用意した。たぶん、竿を使って釣るとなると、難しい話になってくるだろう。ウガンダには他にも見たい魚がいて、エチオピクスだけに日数を割くことはできない。延縄や置き針にして、魚が掛かった状態で長時間キープされることになっても、噛みちぎられないように。

 目的の湿地に到着し、聞き込みを初めてすぐ、イカしたオヤジが登場した。さらに、目的のエチオピクスも早々にお目見え!


やっぱり野生個体はカッコイイ・・・!オヤジが今朝捕ってきたらしい。


「夕方に針に餌を掛けて、翌朝確認しに行くんだ」というオヤジ。やっぱり置き針だ。湖には、水面に浮かぶ水生植物の塊が合体してできた、文字通りの「浮島」がたくさんあった。オヤジに教わったのは、その浮島に船をつけて上陸し、穴を掘って、そこに針を一本一本仕掛けていくという、目から鱗な置き針釣法だった!


(一気に掛けないので、エチオピクスの話、続きます)

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