2018年3月12日月曜日

ムベンガの餌仕掛け

●ムベンガ餌仕掛け、これまでの軌跡

 初回の旅で試行錯誤して作り上げ、ずっと使っていたトレブルフック9本を搭載した鬼ハリネズミ仕掛け。自分のムベンガファーストコンタクトは、推定20キロクラス。竿と糸を一直線にして思いっきり掛けたけど、数回のジャンプの後、船の手前まで寄ってきて抜けた。
 その後、集魚目的で仕掛けに組み込んでいたボードベイト「ラティマー」にムベンガがバイト(歯形が入り、ボディ頭部が直角にブチ曲がっていた)、鬼ハリネズミ仕掛けにスレで掛かった。


 フッキングし、強烈なパワーがロッドに伝わってきた直後、こいつもバレた。恐らく今まで掛けたムベンガの中で一番デカいと思う(スレだからそう感じているのかもしれないけど・・・)。


 二度目の旅で導入したシングルフック仕掛けは、とにかく掛からない!二人で十数バイトもあって、ファイトに持ち込めたのは1回のみ。推定30キロクラス、何度もジャンプしたが針は外れず、「がっちり掛かってる。これはもらった!」と確信していた。でも、どういうわけか足元まで寄ってきて「ポーン」と仕掛けが抜けた・・・。 


それでも、フッキングパワーを分散させず、ダイレクトに・・・とシングルフック仕掛けを使い続ける僕に、現地人は「針がたくさんついている仕掛けを使え!」と口を揃えて熱弁してくる。彼らが言うには、「ムベンガの、体に針を引っかけろ!」・・・僕が滞在していたマイピリ村、過去に釣り人が入り、スレ掛かりで巨大なムベンガをキャッチ。彼らはそれを見ているのだと思う(その釣り人は、ヤコブ・ワグネル)。


あまりにも針掛かりしないので、旅の最後に鬼ハリネズミ仕掛けも投入したけど、アタリの数が極端に減った。獰猛すぎるムベンガも、一応は違和感を感じているように思えた。


そんな中、チタラで偶然釣れた一匹。針の掛かり方を見て、考えがちょっとまとまる。怪魚マガジンで見開きを飾ってくれたこの魚、一切針が刺さっていなかった。トレブルフックが鰓の構造(鰓耙、さいは)に絡まって、外れなくなっていたのだった。


 この一匹が教えてくれたこと、それは・・・大部分がもう、「運」の世界だということ(笑)。まあ、「あとは運だけ」と言えるところまで辿り付くことが本当に難しいのだろうけど、もうそこまでは到達できている。

・・・「仕掛けをコンパクトに。喉奥、舌、エラ、口内の複雑な構造に針を絡め込む!」というわけで、今回はトレブル4つの、比較的シンプルな仕掛けでいってみようと思う!


初回の仕掛けと比較するとこんな感じ。フックはSTX‐68、両サイドが4/0、腹側が5/0。ワイヤーは大洋ワイロンの#30で作成(28でもいいかな・・・と思いつつ)。


この仕掛けを10個用意。去年の夏頃から手を付け始めて、何度も作り直して、ようやく完成しました。仕掛けに抜かりはない。あとは諦めない気持ちと、精神・体調面の管理、そして運が鍵を握っている!(追記・コンゴ3回戦、出国前に書いた記事です)




0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。