ピライーバへの挑戦を終えた僕らは、それぞれ別の旅に出る。古田くんはピラルクーとの再戦を望み、ガイアナの神龍村へ。僕は巨大アニョマーラ(ギアナ三国では、タライロンのことを「アイマラ」とか「アニョマーラ」とか呼ぶ)を求めて、スリナムの奥地へ。古田君に見送られて、一足早く僕の旅へ。
ピライーバ釣行中に刺し網で捕れたアニョマラ。これで恐らく80~85cm、ボガ計測8キロ半ってところ。僕がこれから行こうとしている川は、22キロが2本とか、18キロとかの噂が聞こえてくるようなところ。実際それらを釣った人物にも会えて、「20キロを超えるヤツは長さはそれほどでもない。ただ、めちゃくちゃ太いんだ」と、かなり信頼できそうな話だった。期待は膨らむ!
古田君と別れて、乗り合いバンに乗り込む。出発前、目的の村までは6時間という話だったけど、蓋を開けてみると11時間かかった・・・。未舗装の道を、ぎゅうぎゅう詰めでひたすら走り続けた。
なぜ11時間もかかったのかと言うと・・・特に意味のなさそうな寄り道×多数。なぜか釣具屋にも寄ってくれて、色々と物色してみる。パラマリボの釣具屋同様、ここも品揃えが良くて、ラッキークラフトのルアーがズラリと並ぶ。
スリナム釣り具の店員さんオススメ、アニョマラにはこれだ!ルアーズ。パイク用の巨大スピナー、巨大スピナべ、
そして皆が口を揃えてナンバーワン!というのが「ラッキークラフトのブル」。昔あったなー!一個2500円くらい。
100円くらいで大きなウキだけ購入した。ウキ下に魚の切り身を付け、ウキをポッピングさせ、音で寄せて餌に食わせるらしい。そして、このウキ自体にアニョマラがバイトしてくることも多いとか・・・うん、だろうね(笑)。タライロン、リアルに古代生物の脳ミソを持っている魚だと思う。
その後も乗り合いバンは頻繁に寄り道を繰り返し、道中の村々で休憩しつつ、
赤土のガタガタ道を走り続けて、
夜にようやく目的の村に到着した!深夜の到着だったけど、村の人が親切にしてくれて、立派な空き家に泊まることになった。
村に着いてからは話がトントン拍子に進み、明日から現地の釣り好き親父「ダリック」と、奥地の川へ行けることになった!移動の疲れが限界点を突破していて目が冴えてきた。明日からの釣りに備えてルアーの選別に取り掛かる。
移動中何も食べておらず、お腹がすいた。今夜のご飯はダリックが買ってきてくれた「炒麺」と、旅のお供「コカ・コーラ」。こんなド田舎の村でも中国人が多くてびっくり。スリナムはどこへ行っても中華が食べられる、素敵な国だった。
アニョマーラ その2に続く
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