2018年1月19日金曜日

ピライーバ番外編・スリナムターポン

【2015.3.17】スリナム7日目

 ピライーバへの挑戦を終え、この日は早朝から川を下り、帰路に着く予定だった。しかし、昨晩燃え尽きている僕らを見かねてか、「明日、早くに出て、ターポンやろうぜ」とパウロが提案してくれたのだった!


というわけで、動く城はウィネルに任せて、パウロと共に一気に河口まで下って小さな支流に入った。本流の河口は透明度ゼロの白濁色だったけど、支流を遡るにつれてどんどん水は黒く、コーラのような色になっていった。


しばらく進むと、ターポンの呼吸が見られるようになってきた!「トローリングだ」。古田君と僕とで左右に竿を出し、パウロも操船しながらルアーを泳がせた。


僕はというと、トローリング用の竿を一本足で挟んで固定し、もう一本の方で岸を打っていく。久しぶりのテンポの良いルアーキャスティングが気持ちいい!


ビゴットを引っ張る古田君にバイトがあるも、ジャンプ一発でバラシ。直後、僕にもアタリがあり、「ドッパーン!」と1mぐらいのが水面を切り裂きジャンプして、そのまま外れた。水面を泳ぐ蛇を見つけて、引っ掛けた、


その直後、足に挟んでいた竿の方にターポンがバイト!またしてもバラシてしまった(笑)


 というわけで、トローリングに集中することにした。古田君はビゴットで深い層を引いているので、フローティングミノーで上のレンジを探っていく。すぐに「ドン!」とアタって、「ドッパーン!」とジャンプ。来た!


ブラックウォーターに染まる背中、鱗のエッジ、惚れ惚れする魚体美。


リリースした直後に、パウロがバラシ。そしてまた僕にヒット!船べりで100点満点のムーンサルトジャンプを一発、気持ちの良い魚でした。



再びトローリングを開始すると、僕に「ガッ!!」と強いアタリがあったけどノラズ。次はパウロに来た!


お子様サイズの可愛いターポン。「デカく写してくれ!」と魚を前に突き出してくるパウロ(笑)


「ターポンは海には腐るほどいる。キープしても問題ない」とパウロ。僕の周りの誰に聞いても「不味い」と言うけど、パウロの料理法ならイケるな・・・とは思う。でも、もっと美味い魚もたくさんいるのに不思議だなー。


そして最後。ちょっと焦りの表情を浮かべていた古田君に、ようやく来たー(笑)。


と、こんな感じで、短時間で4本。みんな釣れて終了!パウロ、最後にたのしい時間をありがとう。


 ターポンに癒されてからは最河口まで一気に下り、基地から荷物を撤収。車で街まで戻り、パウロとウィネルとは再会を誓って別れました。翌日僕は怪物タライロンを求めて、スリナム奥地へ。翌々日、古田君はガイアナのピラルクー村へ再び・・・と、僕らの旅は続きます。


スリナム・アニョマーラ編へ続く

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