ケムシカジカ。秋田とか宮城で釣れているイメージが強くて、北海道でも釣れることを知らなかった。よくよく調べてみると道東エリアにもいるらしい!さらに検索に検索を重ね、ネットの情報とグーグルアース、このあたりのポイントを知り尽くしているMさんの意見を参考に、とある港にやってきた。
夜中に現着し、日が出てから釣り始める。ロッドはMV-65にリールはアルデバランBFS XG、PE2号にリーダーはフロロの30lb。「シラミカジカが死ぬほど釣れるよ」というMさん情報を元に(でもMさんはケムシカジカを釣ったことはないらしい)、本命にたどり着くまで、ひたすらシラミを釣り続ける作戦!
岸壁沿いにパルスワームのテキサスを落とし込み、探って歩く。係留されている船と岸壁の隙間、カジカの巣になっていた。
40cm台のシラミカジカが次々釣れてくる。船がないエリアでは反応が薄い。
お腹のカラーリングが毒々しい。
堤防の一角、どういうわけかクロガシラ(かな?)の溜まり場になっていた。ボトムはヘドロっぽくて、カレイが好む環境とは思えないんだけど。ここで越冬するんだろうか?
それでも皆コンディションが良く、中には40あるんじゃない?という個体も。身が分厚く、よー引く。
直線の堤防を歩き切り、角のカレイの溜まり場を抜け、再び沖に伸びる堤防を探り歩く。最初は反応がなかったものの、沖側の潮が効いた方まで来るとカジカが釣れ出した。この日最大と思われる一匹をブチ抜き、
(およそ)87匹目、オフセットフックが疲労骨折した・・・。
針を結び変えて沖側の先端まで行ったところで、ベトナム人の女の子達が遊びにきた。「ツレマスカーサカナアル?」食べたいというので5、6匹釣ってあげると、超喜んでた。
「これから買い物に行くから、魚を見ておいてくれますか?」と彼女たち。足止めされるけど、まぁいいか。彼女たちが買い物から帰ってくるまで、同じポジションで7匹追加。「タダイマー!」なんと、セーコーマートでお弁当を買ってきてくれた!
フェイスブックを交換して、彼女たちを見送った。「ちょっと旅っぽかったな。」とホッコリしていると、仕掛けを投入したままの状態だった竿先がクンクンと揺れている。フッキングして抜きあげると、「・・・あっ。・・・!!」ケムケム、きたーーー!!!
こーゆー出会い方、嬉しい!ホント、あの女の子たちのおかげで出会えたようなもんだ。チャリで走り去る彼女たちの背中を見送りながら、ガッツポーズを何度もした(笑)。ケムケム、良い顔してんなぁ・・・。
知ってたけど、口に親指を突っ込んでみた。「ガブゥゥ!!」痛てぇーーー!めちゃくちゃ口を閉じる力が強い。流血。
バッカンにブクブクを入れて1時間ほどいじくって観察させてもらった。背びれカッコイイ・・・。
お腹はポニョポニョ。この時期に産卵で接岸するらしいけど、抱卵してるんだろうか。
珍しく(というか、人生初かも)スマホで魚と自撮りした。それぐらい、ちょっと嬉しすぎる一匹だった(笑)。
これまで北海道での釣りは淡水寄りでソルトは片手間だったけど、これから地道にやっていこうと思う。海の珍怪魚道第一歩目のケムシカジカ、本当に良い出会いだった。ありがとう!
ケムシカジカをリリースして、夕マヅメ。来年狙おうと思っているある魚を想定して、クロガシラにフックテストを付き合ってもらった。
カジカ釣り編に続く
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