2017年9月9日土曜日

PNGニューブリテン釣行記その3

【2015.12.11】

 今日は「保険」として、小塚さんだけでの撮影。朝、前日まで別行動していたスタッフさん達がロッジに到着するも、予定時刻を大幅にオーバーしていて、皆さんかなりピリピリムード・・・。

 大荷物を部屋に運び込んでから、即、釣りに出発。海を一時間半ほど走り、川に到着したのはすでに昼前。帰りの時間を考えると、あまり余裕はない。初っ端から昨日のスポッツの淵を目指すことになった。


目的の淵を目指して川を遡りつつ、両岸のブッシュにスーパースプークを打ち込んでいく小塚さん。汽水エリアではテッポウウオが姿を見せた。こいつはうらやましい・・・!


僕はやることもなく、後ろでⅮコンをトローリングして、コトヒキやユゴイと遊ぶ。



コトヒキは、エンジン音に驚いて逃げ惑う小魚を狙って船を追尾してきている感じ。チタラでガンガンヒットしてきてこれはこれで面白い。


 完全な淡水域に入り、小型スポッツの追いがあった。さらに、大きな淵を通過した際、川底に大型スポッツ数匹泳いでいるのを確認する。通過前、完璧なコースでスーパースプークを通していたんだけど・・・タイミング次第なのかもしれないけど、釣魚としてスポッツパプアン共に難しい魚だと思う(ロッジオーナー氏曰く、「そういう魚はライブベイトをブチ込んでも食わないんだぜ、FUCK」とのこと)。

その後反応はなく、スポッツの淵に到達する。昨日バスパーに異常反応を示したことから、「虫食い?」「水面を泳ぐ小動物系?」・・・欲しかったのは「太い針を背負わせて、しっかり細かなアクションが出せる小型トップウォーター」。もう、これしかなかった。僕らが選んだのは、「自作ペンシル、バンニェイロ!」


船のエンジンを止めて、オールで漕ぎ、ベストポジションに船をつける。「カメラさん、いきますよ」

・・・ヒューン、ポチャン・・ピョコ、ピョコ、ピョコ、「ドゴッ!!」食い損ね、

ピョコ、ピョコ、「ドッフォォ!!!」来たああ!


この旅初のスポッツ!自分が釣ったわけじゃないのに、手が震えた。バンニェ、よくやった!


カメラに向かってコメントをする小塚さん。リリースした後、再度船をつけなおし、淵に向かってもう一投。再び水面が爆発した!さっきの魚より明らかにデカい。ブッシュに突っ込んでいこうとする魚を全力で止めて、瞬時に浮かせ、一撃でボガを打ち込んだ。


「いや~釣れましたね。流石です。」・・・「スポッツ、前日抑えた超ピンポイントで、翌日、2投で2本。しかも、自作ルアーで」・・・この価値を全く理解してくれていないスタッフさん達。僕らは発狂していました(笑)。やったぜ!


 今日はこれにて撮影終了。最悪、本番で魚が出なかった場合の保険はできた。スタッフさん達が別艇でロッジへ戻り、僕らは昨日のサメ事件の川へ向かう。先に打たせてもらって、すぐにスーパースプークに爆発!まだまだ好調は続いているらしい!


 僕が釣った直後、巨大なS字系ルアーを投げていた小塚さんに得体の知れない奴がきた。一切魚をコントロールできず、メインラインからブツリ。巨大パプアンか、はたまたサメか・・・。他にもパプアンのチェイスが多数あり、このままいけば、本番に滝クリさんにも釣ってもらえそうだ。ポイントを叩き過ぎることなく早めに引き上げ、ロッジへ戻り、ノコギリエイ用に延縄を作る・・・。


PNGニューブリテン釣行記その4に続く

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