主演の小塚さんと、その場に居合わせた「釣り人」の僕にしかわからないことだけど、この撮影、どれだけ無謀だったか(笑)。釣りの知識が全くないスタッフさん達に囲まれながら、僕らは100パーセントの仕事をこなし、滝クリさんが奇跡を起こして、震える手でカメラのシャッターを切りました。
というわけで、ニューブリテン島でスポッツとパプアンバスを追った、当時の釣行記を書いていきたいと思います。
【2015.12.9】
今回の撮影は、深海釣り+淡水でのスポッツ&パプアン狙い。まずはロケハンとして深海調査をしてきた僕たち。パプアには深海釣りの文化がなく、ポイント選択からすべて手探りとなった。3日やってアタリなし、辛い戦いだった・・・。
深海釣りの後、スタッフさん達は別の撮影を数日かけて行い、その間僕らは淡水域の調査に向かう。本番の撮影日まで5日あり、その間、ロケハンという名目でずっと釣りができるのだ!高級ロッジを拠点にしているため、朝から晩まで釣りに出て、ロッジに帰って美味しい料理を食べ、クーラーの効いた部屋で寝る・・・という、今までの旅にはなかった(できなかった)スタイル。ロッジに到着した初日、SP(パプアのご当地ビール)をクーラーボックスに詰め込んで、ウキウキで釣りに出た。
午前中にはガイドに指定されていた空港に到着していたけど、ロッジからの迎えが来ず、なんやかんやで到着がかなり遅れてしまった。今日はメインの川まで行けず、周辺の妥協リバーに探りを入れることに。岸際のブッシュにトップやミノーを打っていくが、全く反応がない。あまりに暑くて辛くなってきたところで、トローリングにチェンジした。
トローリングを初めてすぐ、僕が引いているFマグに「ゴン!」と来たが、そのまま突っ走られて、巻かれてバラシ。それでも、妥協ポイントでも魚の反応を得られたことに少しホッとする。・・・しかし、それ以降はキャスティング、トローリングともに全くダメ。本流から小さな支流へ入り、トローリングしていると、「キタァァーーー!!」小塚さんが小さなパプアンバスをキャッチした。
ロッド・MX6+(当時プロト)
リール・14スコーピオン201HG
ラインシステム・アバニSMP90lb+リーダー100lb
ルアー・シャッドラップマグナム
小塚さんは2年前にもこの川に来ていて、当時は一日やってボウズだったとのこと。半日やって2回魚の感触があったのは、良い方なのか?出国前、ガイド氏から「今は雨季の始まりだから・・・」と言われていて、心配していたけど、川の濁りも今のところ問題なさそうだし、明日からの本格的な釣りに期待!日が暮れてロッジへ戻った。
ロッジでは、なぜか中華料理のメニューも豊富。ワンタンスープを頼んでみると、これがハマった。以降、毎日注文することに(笑)。
PNGニューブリテン釣行記その2へ続く
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