2017年9月3日日曜日

PNGニューブリテン島釣行記その1

 2015年12月、年末の特別番組「アースウォーカー」の裏方サポートとして、パプアニューギニアのニューブリテン島へ飛びました。滝川クリステルさんが釣りに挑戦するというこの番組、狙いはこの怪魚たち。

主演の小塚さんと、その場に居合わせた「釣り人」の僕にしかわからないことだけど、この撮影、どれだけ無謀だったか(笑)。釣りの知識が全くないスタッフさん達に囲まれながら、僕らは100パーセントの仕事をこなし、滝クリさんが奇跡を起こして、震える手でカメラのシャッターを切りました。


というわけで、ニューブリテン島でスポッツとパプアンバスを追った、当時の釣行記を書いていきたいと思います。


【2015.12.9】

 今回の撮影は、深海釣り+淡水でのスポッツ&パプアン狙い。まずはロケハンとして深海調査をしてきた僕たち。パプアには深海釣りの文化がなく、ポイント選択からすべて手探りとなった。3日やってアタリなし、辛い戦いだった・・・。


 深海釣りの後、スタッフさん達は別の撮影を数日かけて行い、その間僕らは淡水域の調査に向かう。本番の撮影日まで5日あり、その間、ロケハンという名目でずっと釣りができるのだ!高級ロッジを拠点にしているため、朝から晩まで釣りに出て、ロッジに帰って美味しい料理を食べ、クーラーの効いた部屋で寝る・・・という、今までの旅にはなかった(できなかった)スタイル。ロッジに到着した初日、SP(パプアのご当地ビール)をクーラーボックスに詰め込んで、ウキウキで釣りに出た。


 午前中にはガイドに指定されていた空港に到着していたけど、ロッジからの迎えが来ず、なんやかんやで到着がかなり遅れてしまった。今日はメインの川まで行けず、周辺の妥協リバーに探りを入れることに。岸際のブッシュにトップやミノーを打っていくが、全く反応がない。あまりに暑くて辛くなってきたところで、トローリングにチェンジした。


トローリングを初めてすぐ、僕が引いているFマグに「ゴン!」と来たが、そのまま突っ走られて、巻かれてバラシ。それでも、妥協ポイントでも魚の反応を得られたことに少しホッとする。・・・しかし、それ以降はキャスティング、トローリングともに全くダメ。本流から小さな支流へ入り、トローリングしていると、「キタァァーーー!!」小塚さんが小さなパプアンバスをキャッチした。


ロッド・MX6+(当時プロト)
リール・14スコーピオン201HG
ラインシステム・アバニSMP90lb+リーダー100lb
ルアー・シャッドラップマグナム

 小塚さんは2年前にもこの川に来ていて、当時は一日やってボウズだったとのこと。半日やって2回魚の感触があったのは、良い方なのか?出国前、ガイド氏から「今は雨季の始まりだから・・・」と言われていて、心配していたけど、川の濁りも今のところ問題なさそうだし、明日からの本格的な釣りに期待!日が暮れてロッジへ戻った。


ロッジでは、なぜか中華料理のメニューも豊富。ワンタンスープを頼んでみると、これがハマった。以降、毎日注文することに(笑)。


PNGニューブリテン釣行記その2へ続く

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