2017年5月8日月曜日

コンゴ川の珍魚その1

 2016年3月、憧れ続けたコンゴ川に立つことができた。目的は、ゴライアスタイガーフィッシュ、ムベンガ。話には聞いていたし予想もしていたのだけど、とにかく難しい魚だった・・・獲るまでやるから、負けたとは思わないけどね。


「船沈没未遂事件」「主食は麺一本一本が一体化したカビパスタ」「超悪路を奴隷トラックで24時間オーバー」「同行者がマラリアで入院」等・・・めちゃくちゃな旅だったけど、そこらの話はまたそのうち。まずは遠征記の手始めとして、コンゴで出会った珍魚達を紹介していこうと思います。ムベンガのアタリを待つ間に小魚を狙ったんだけど、これがまた釣れないんだ。


【コンゴ川の珍魚 モルミルス】
 ある日、ミミズを餌に糸を垂らしていたアモコがモルミルスの一種を釣ってきた。「これは羨ましい・・・」。僕も同じ仕掛けでやっていたけど、全くアタリが無くて早々に諦めてしまっていた。


この日はムベンガ釣り用の生き餌が不足しており、大喜びでバッカンにキープ。すぐにこんな形でコンゴ川に特攻してもらった。


この一匹で火が着き、再度チャレンジしてみる。餌は今朝漁師からもらったムベンガの赤ちゃん(笑)新鮮な餌の方が食いは良いはずだ。カレイの投げ釣り用仕掛けに切り身にしたムベンガをつけ、流れが渦を巻く岩盤沿いに沈めた。


置き竿にして間もなく、「グーーン」と穂先が入っていった。アワセをいれると、重い。が、全く引かない。一気に巻くと、デローンとモルミルスがぶっ飛んできた。やった、ほんとに釣れた!


この旅では出会わなかったけど、8月に再訪した際は漁師が1m近いモルミルス(mormyrops anguilloides)を捕っていた。ちょっと雰囲気は違う気がするけど、コイツの若魚かな?


にしてもモルミルス、良い魚だ。こんな遊泳力のなさそうな体してるのに、渦まく流れの中でどうやって生活してるんだろう。


で、僕が釣ったこの一匹もトレブルフックを背負わせ、即ブッ込んだ。結局この日もムベンガは釣れず、餌に使ったモルミルスたちは僕らの夕飯に。とりあえず油で揚げたけど、身がベチャベチャしていて、あまり美味しくなかった。




【コンゴ川の珍魚 ロングノーズクラウンテトラ】
 ロングノーズクラウンテトラ(Distichodus lusosso )の幼魚。これもモルミルスを釣ったのと同日。ムベンガの切り身を餌に、置き竿にしておいたら掛かっていた。顔から背中にかけての盛り上がり方が素敵だ。大型化するようで、大型個体は縞模様がくすんで黒っぽくなるらしい。成魚を見てみたいな。


この旅で(竿で)釣った魚は、モルミルス一匹、クラウンテトラ一匹、以上になります。笑

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