2017年2月21日火曜日

コンゴでスナノミに寄生された

 怪魚マガジンも発売されたところで、去年夏のコンゴ旅の一ネタ(微・グロ注意)

 コンゴから帰国してすぐ、左足薬指に血豆のようなデキモノがあるのに気づく。特に痛みはなく、あまり気にせず1カ月経過し、未だに治らない血豆。・・・なにかおかしい。その後血豆の規模が広がり、患部の皮膚がカチコチに硬くなり、爪を押し上げて変形させ始めた。そしてある日、ハサミを使って切開してみることにした。 


皮膚が硬すぎて、ハサミで切り開いても痛みはない。患部に穴を開け、「中に膿でも溜まってるんだろう」と、両サイドの皮膚をつまみ、絞り出すと・・・!??!?


「ブチュブチブチュ・・・」。いや、音はしないんだけど、それぐらいの勢いで、皮膚の中から大量の卵が出てきたのだった


流石に動揺した。写真を撮った後冷静になり、とりあえず皮膚内の卵を全部絞り出すことに集中した。ほんとに、びっくりするぐらいたくさん出てくる・・・。両手の親指で患部を摘み、絞る、絞る。「は、まだ出てくんのかよ!!っざっけんなよ!」と一人キレながら作業を終えた。
その後、家にあった消毒液を使い切る勢いで、指先に開いた穴を洗浄に洗浄。・・・皮膚の奥まで、食われてる・・・。絞り出した一部の卵が床にこぼれ落ちて行方不明になったのだけど、憂鬱だ・・・。


ここで、「アフリカ 足 卵」と検索をかけると、一発で「スナノミ」とわかった。反射的に「スナノミ」で画像検索して、深く後悔した。
 翌日、一応町の皮膚科へ行った。看護婦さん「今日はどうされました~?」僕「いや、あの、足の指から、虫の卵が出てきたんですよね・・・」。えっ、えっ、みたいな反応の後、先生が数人やってきて、皆さん「スナノミ」グーグル検索(笑)抗生剤だけもらって、一カ月飲み続けました。


そして、現在。半年経って、ちょっと痕は残ってるかなって感じ。爪の変形は完全には治らなかった。たまに、スナノミに寄生された指だけが猛烈にかゆくなるんだけど、ただのしもやけかな・・・。

にしても、周りに海外僻地経験者がこれだけいて、虫に寄生された話は殆ど聞かないのが不思議だ(一人だけ、ヒトヒフバエの蛆が顔面から出てきた男がいたけど笑)。また一つ、良い経験(?)ができたかな。もうこれが最初で最後であってほしいけど・・・。


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