2017年5月2日火曜日

沖縄の淡水探索 その1

【ドブ川 オオウナギとスッポン&アルビノクララ編】

 2016年11月16日午後6時、沖縄本島に到着。今回は釣りとは別件の用事があり、2年ぶりに沖縄にやってきた。もちろん、スーツケースには釣り具もしっかり入っている。レンタカーを借りて、即、スーパーでサンマを購入。ホテルにチェックインして、風呂場でぶつ切りにした。


 初日の夜、我慢できずにホテル周辺のドブ川散策に出かけてしまった。グーグルマップを頼りに、町中を流れるドブ川に沿って歩きつつ、ヘッドライトで水中を照らして、目的のオオウナギの姿を探していく。
 結果から言うと、この日はオオウナギを手にすることはできなかった。目を付けたドブの上流部、50cm程のコンクリの段差があり、そこが魚止めになっていると思われた。段差下にサンマの切り身を投入。置き竿にした瞬間、張っていた糸が「フッ」と一気に弛んだ。即座に大アワセを入れると、「ゴバッ、ゴバゴバゴバッ!!」とウナギが水面を割る(水深20cmくらいだった)。が、雷魚システムでダブルラインにしていたところを歯でやられてラインブレイク・・・。ウナギよ、すまん。想像以上のパワー、ちょっと舐めてた。この時点でAM1時を回っており、明日の予定を考えて宿に戻ったのだった。


明けて翌日。今夜がオオウナギの本番、昼間の明るい時間帯にポイントの下見をしておくため、用事の合間を縫って、近辺のドブ川を見て回った。しかしまぁ、どこもかしこもテラピアだらけ・・・。


他にはアカミミガメや、


巨大なプレコの姿も多い。外来種しかいないね・・・。


夜、やっと用事が終わった!レンタカーを走らせ、昼間に目ぼしを付けたポイントをランガンしていく。


那覇のオオウナギって簡単に釣れるイメージがあったけど、これが意外とそうでもない。ロッドを2本出し、サンマをブッコミ、10分ほど待ってアタリが無ければ即移動という感じで一切容赦なしスタイル(笑)一つ目のブッコミポイントですぐにアタリがあったが、アワセるとチビウナギがぶっ飛んできて、勝手に川に返っていった。


 それから下流へ進んでいくと橋が現れた。何気なく橋の上からライトで照らすと、足元にドーンと横たわるオオウナギが視界に入る。「結構デカい!」すぐにライトを消して、サンマを静かに送り込むと、「ゴン!」軽く合わせると、「ゴバゴバゴバッ!!」と水面が割れた!
ランディングが大変だった。護岸された壁を滑り下りるが、想像以上に高く、途中で壁から生える木に引っかかり、その木が折れて叩きつけられるように着地した。不法投棄された弁当の山に、蛆が大量に沸いている・・・。我に返り、フリーにしていた糸を巻き取る。巻かれていたのをなんとか引き出し、無事ボガグリップでランディング!


鼻管がちょこんとついているのが可愛い。


頑張ってセルフタイマーで撮影してみたけど、残念、尻尾切れ!なにはともあれ、オオウナギ、釣れてよかった。


さらに翌日、昼間の空き時間に新たなポイント開拓に勤しんだ。こんな感じの、


サンマを投入して、一撃で決まるポイントばかりを、


探してドブを走り回った。昼間ながら、数匹のオオウナギの姿も確認でき、夜に向けて期待が高まる。


初日とは全く別の川なんだけど、どこへ行ってもテラピアが湧いている・・・。


夜、カッタ青年と合流!2年前に初めて会ったときは釣りを本格的に始めたところだったけど、今年、アマゾンでピラルクーとピライーバを達成していた・・・。久しぶりの再会に思い出話を咲かせつつ、お父さんと弟君も一緒に近所のドブ川へと向かった。スッポンがお尻の方だけ覗かせた状態で草の中に隠れていたのを引っ掛けて捕獲すると、「ヒッカケ神だ~!!」と場が沸いた(笑)


この日、昼間に下見をしたポイントを探って歩いたけど、どういうわけかオオウナギ不発。120クラスを発見するも、餌に反応せず流れに消えていった。結局この日は小型のウナギを一本追加したのみで、深夜徘徊は終了となったのだった。

 話は飛んで沖縄最終日前夜、「そういえば、クララってもう釣りました?」・・・というわけで、カッタ君に連れられてとあるドブ川にやってきた。ライトで水面を照らすと、ぼんやりと白い影が浮かぶ。カッタ君がサンマを投入して、早々に捕獲!


完全黄金・・・!外来生物ながら、感動させられた。


このドブには完全なアルビノ個体とマーブル個体がいて、少数ながら繁殖している。その日によって活性が極端に変わるらしく、タイミングが悪いと全く餌に反応してくれない日もあるという。この日は雨が降っていたおかげで少々増水気味、クララ達の活性は高かった!カッタ父が新たなアルビノ個体を発見し、僕がサンマを投入。「ガン!ガンガン!」と、国産淡水魚ではなかなかないような激しいアタリ(笑)。一気にブチ抜いた。


クララを釣った後、再びカッタ君とオオウナギを求めてドブをランガンした。市街地を流れる川を、ライトで照らしながら歩いていくと大きなスッポンを発見。ライトを消してサンマを投入すると、「ゴツ、ゴツ、ゴツ」とアタリがきた。飲ませないように早めにアワセを入れ、ブチ抜いて捕獲。


スッポンは脚の付け根をガッって持つ!


上流へ向かって進んでいくと、止水の浅場にステイするオオウナギを発見した。すぐにライトを消してカッタ君がサンマを投入する。暫く待っていると、「あ、来てます!」アワセを入れると、おなじみのヘッドシェイク。なんとかフェンス越しに抜き上げると、やたらと頬の筋肉が発達した、アンパンマン顔のオオウナギだった。


沖縄のドブ川巡り、ホント好きだ。カッタ君、楽しい釣りをありがとね!


沖縄の淡水探索 その2に続く

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