2017年3月12日日曜日

ベネズエラ・オリノコ水系釣行記その9

【2014.3.30】ベネズエラ釣行12日目

 翌朝、起きてみると川の水位が1m程上がっている。昨夜上流で雨が降ったようだ。「増水はバーグレイにもパヤーラにも好条件だ。釣れるぞ!」とルイが言う。早速、上流の激流ポイントに向かった。古田君、エリオス、ホセはナマズ狙い、僕は巨大なパヤーラ狙い。


いつもの激流ポイントにて1投目、CDマグナムを放り込み巻き始めると「ガン!」とアタってバレた。そのまま巻き続けると「ガン!」「ゴン!」最初のキャストでは結局獲れなかったけど、パヤーラ沸いてるぞ!一人歓喜しCDマグを投げ続け、釣って釣って釣りまくった。



ヒットルアーは全て、CDマグ14のレッドヘッドフラッシングカラー。タイの釣り具屋で買ってきてもらったもの。やはり光り物が大好きなようで、持って行ったCDマグの中で、このカラーが圧倒的に強かった。南米の牙魚狙いでは、持っていくルアーはラパラ8割プラスアルファでいいと思う。


パヤーララッシュに続き、激流を巻いていると「ゴン!」ときてトルクフルな引き。なんと、バーグレイ・ティグレー再び!意外と数いるのだろうか。ルイによるとこのナマズ、1mくらいになるらしい。パヤーラが多すぎて選んで釣ることはほぼ不可能だと思うけど、それぐらいのマックスサイズを手にするために、またこの川を訪れてもいいなぁ。



一方、チーム・ナマズ。エリオスは増水した流れを泳ぎ渡り、激流に手釣りで仕掛けを流している。古田君とホセもブッコミ続けるが、あまり反応は良くない様子。黙々とブッコミをかける古田君の隣で嬉々としてパヤーラを釣り続けていると、我慢できなくなったのか、「竿かして」と。


そして、1投目でキャッチ!パヤーラの誘惑を完全に断ち切らないと、この川では巨大なナマズには巡り合えないだろう。当時の自分には無理だった(笑)。
 

ひとりでひたすらパヤーラを釣り続け、大きな個体のみをキープしていった結果、こんな感じに。何匹釣ったか不明だけど、それでもメータクラスは出なかった。この激流の中に巨大なヤツも絶対にいるんだろうけど、全体数が多すぎて、なかなかメーターの壁は厚そうだ。


激流のパヤーラを釣り切り、反応が薄くなったところで一度キャンプ地に戻ってきた。僕が釣ったパヤーラは対岸の村へ運ばれ、コーラやタバコに化けた。インディオさん、釣りはしないのかな。自分で捕れば、パヤーラなんていくらでも手に入ると思うけど・・・。


エリオス達がインディオの村に行っている間、僕と古田君は小さな針を使って小魚釣りをやってみた。見た目は地味なやつが多かったけど、ポツポツといろんな小魚が釣れた。下流の町付近とは魚種が大きく異なってくるのが面白い。




とくに嬉しかったのは、このイワシみたいな魚!鱗がホロホロと剥がれ、釣り上げてすぐに絶命した。そんな弱々しいところもイワシっぽい・・・。

 
でも、口元を見てびっくり。小さな牙が生えている!


昼食後、ハンモックでくつろいでいるとルイ達が何やらせっせと働き始めた。見に行ってみると、いつの間にか僕が作ってきたワイヤー仕掛けが全て持っていかれており(笑)、ナマズ用のはえ縄を作っているようだ。


テキパキとメインロープに20組ほどのワイヤー仕掛けをセットし、出船。ルイの指示で仕掛けを沈めていった。


皆がせっせと動く中、なにもしないフルーター(笑)


はえ縄を入れ終わり、夕方、再び激流ポイントに入りなおした。午前中程の爆発はなかったけど、飽きない程度に良型のパヤーラが釣れ続ける。CDマグナムを温存するためFマグナムに変えてみたが、これもまた良い。


夕方だけで10匹程追加。今日だけで何十匹釣っただろう・・・それでも、メーター級は姿を見せなかった。
 

激流ポイントでエリオスと釣っていると、下流へ行っていたホセが僕らを呼びにきた。「アットゥーシがトルーノを釣ったぞ!」古田くんと合流すると、船に70㎝程のトルーノが転がっていた。既ににホセによって撲殺されていたけど・・・


良い顔してるな。初トルーノ、おめでとう!

 
激流ポイントではホセとエリオスにもトルーノと思われるアタリがあったが、どちらもラインブレイク・・・。増水の効果が出始めたのか、ナマズからの反応が増え始めた。ここで激流ポイントを後にし、以前にアイマラ狙いではいった小さな支流へ移動した。増水によってナマズが遡上しているかもしれない。魚止めの滝に向かってFマグを投げていると、竿先を石で殴られたような、異質なアタリ。直後、物凄いパワーで激流を走る。あまりの力強さに「これ、パヤーラか!?」と呟くと「トルーノ!!」とホセが叫んだ。古田君が尻尾を掴んでランディング!


サイズは1m程、トルーノとしてはまだまだ中学生サイズといったところか。でも、こんな出会い方想像もしていなかった!本当に嬉しかった一匹。


トルーノ、良いナマズだ。いつかこのナマズの巨大なヤツを捕りに、この川に帰りたいと思う。ルアーを追う性質、エリオスやホセの独特な手釣り、ピラニア無し・・・この地でのトルーノの狙い方がちょっとわかった気がする。


Fマグのボディを確認すると、しっかりとトルーノの歯型が入っていた。フロントアイが真横にネジられ、スプリットリングが伸ばされかかっている・・・さらに、なんと、ST66の溶接部分が捻じられたことによって(?)折られていた・・・!(写真右下部分)


トルーノとともに川に浸かりながら写真を撮っていると、胸やお腹にチクチクとした痛みが走る。なんだ?と思って確認すると・・・カンディルだ!何匹ものカンディルが僕の身体に食いつき、「キュッキュッキュ」と体をねじらせている。しばらく観察していると、トルーノの体表にもたくさんのカンディルが集まり始めた。皮を食い破って、体内に侵入しようとしているのだろうか・・・?



日が暮れてから、昼間に仕掛けたはえ縄を上げにいってみる。夕方のナマズラッシュに期待が高まるが、結果はピライーバもどき、ブランコ・ポーグレー一匹のみだった。ピライーバへの道のりは遠い。

 

キャンプ地に戻り、日が暮れてからはカエル探し。砂浜に住むヒキガエルの赤ちゃんを発見し、


ハンモックを吊るしている木からは緑色のカエルが落ちてきた。

 
 
夕食後、ハンモックに揺られながら今日の釣りの余韻に浸る。ホントに楽しい良い一日だった。10日間の遠征は後半戦にさしかかり、明日はプラージョン最終日。明後日はここを出発し、川を下り始める。明日からも古田君はピライーバの幻影を追い続けるだろうし、僕は巨大なパヤーラを求めてルアーを投げ続けるつもりだ。
 
ベネズエラ釣行記13日目に続く

2017年3月6日月曜日

ベネズエラ・オリノコ水系釣行記その8

【2014.3.28】ベネズエラ釣行11日目

 起きてすぐ、ルイ、エリオス、ホセと共に船に乗り込み、キャンプ地よりほんの少し上流にあるというポイントを目指し出て発した。エリオスの操船で激流を超え、砂浜に船を留める。ここから川沿いに歩いて、さらに上流へ向かうらしい。ルイは船を止めたと同時に、おもむろにルアーをキャストし始めた。「俺はここでやってるから、若者たちよ、釣ってきなさい!」


エリオスに続き、僕らも上流を目指す。川沿いにゴロゴロしている巨大な岩をよじ登って、


時には岩の隙間に潜り込んで、上流へ進んでいく。


岩隙間から少しだけ水面が見える。エリオスとホセは巨大なナマズは手釣りで、こんな隙間から糸を垂らして狙っていた。仕掛けを沈め、チョイチョイと誘いを入れながら探り、反応が無ければ次のスキマへ…岩に張り付くナマズをねらうには、普通にブッコミをやるよりも効率が良く、理に適った釣法だった。彼らのラインは弱すぎて、ブチブチ切られまくっていたけど…(ベネズエラの田舎では釣具はなかなか手に入らない)。


岩場を抜け、現れたのは超激流。すごいポイントだ!!落ちたら助からなさそう…。


早速CDマグナムを流れに放り込むと「ガンッ!」「ゴンッ!!」とパヤーラのアタリが連発する!何本かバラシた後、一本だけランディングできた。


パヤーラはそんなに引きの強い魚ではないけど、激流に乗ってダッシュされると焦らされる。さらに、川の流れで磨かれた岩場はツルツル滑って足場が安定しない。この後に掛けたパヤーラにはガンガン下られ、魚を追いかけて自分も走ったが、大岩に行く手を阻まれてバラシてしまった。

その大岩を乗り越え、何気なく下流側へキャスト。激流の中をゴリゴリ巻いてくると、「ドン!」と来た。パヤーラとは引きが違う気がして、違和感を覚えながら寄せてくると、CDマグナムを咥えて激流の中で定位するナマズの姿が目に入る。ランディングしてびっくり、なんだこいつ!


現地名「バーグレイ・ティグレー」。スペイン語で、バーグレイはナマズ、ティグレーはタイガー。「こんなナマズいるんだ!」いかにも、泳いでます!って感じのカラダしてんなあ。

当時は知らなかったけど、こいつはPlatynematichthys notatus、熱帯魚界では「フィダルゴ」と呼ばれている。輸送が難しく、マニア垂涎のレアナマズらしい。この激流で、パヤーラと同等にルアーにアタックしてくるのだから、その遊泳能力は凄まじいものだろう。輸送が難しいのも納得がいく。髭が平べったくて、きしめんみたいで可愛い。

珍ナマズの登場にハイテンションになっていると、ピライーバの幻影を追う古田君のロッドがブチ曲がっている。ナマズに違いない、と思ったけど、上がってきたのは超デカいモロコット!


この魚が釣れると、エリオスやホセの目の色が変わる。ランディングにもたついていると、有無を言わさず銛で突き刺して捕り込んだりするぐらい。それくらいこの魚は美味しいのだ。


そして、続くは手釣りのホセ。この旅初の「トルーノ」をキャッチした!この地では、ジャウーのことをトルーノと呼ぶ。なんか怪物チックな響きが好きで、僕の中ではジャウーよりもトルーノ。なぜかホセはカメラを向けると無表情に(笑)。


一方エリオスはというと、泳ぎ渡って大きな岩によじ登り、そこから仕掛けをブッコんでいた。モロコット狙いか、ライトなスピニングタックルでブッコんでいたところ、大きなナマズと思われるアタリ。「うわ、やべぇのきちまった」みたいな表情でファイトしていたけど、ラインブレイクしてしまった。


しかし、アマゾンのオトコの身体能力が凄すぎる。ロッドを咥え、激流・・・いや、ちょっとした滝と言ってもいいだろう。そのキワキワまで泳いで攻めていき、岩によじ登ったエリオスとホセ。間違いなく、ここで一番良いポイントだ。そこから仕掛けを流し、二人とも連発。エリオスが掛け、ホセが飛び込んでハンドランディング。


ホセも手釣りでモロコットを掛けた。次はエリオスが飛び込んで獲物を捕り込む。


戦いから帰ってきたアマゾンオトコ達と各自の獲物を持って記念撮影!


にしても、モロコットでけぇー。こう見るとホセの上半身くらいある。これでしばらくはルイの奥さんのモロコット料理を堪能できる!


ベルトに通したモロコットを頭から背負い、ティグレーとトルーノはエラから木の棒をぶっ刺して持ち帰った。ピライーバは現れなかったけど、大満足!


昼食を取りに、一度キャンプ地に戻ってきた。ルイの奥さんがご飯を作って待っててくれた。と、その前に、古田君恒例の「人の魚で記念撮影」大会、スタート(笑)



このナマズとにらめっこの写真、良いよね。


改めて、今日の獲物たち。あれだけ良さそうな激流で、意外とパヤーラの反応が少なかったことがちょっと気がかり。この魚たちは塩漬けして保存食となった。


午後はキャンプ地の近くを流れる支流へ向かった。ルイの話ではアイマラ(タライロン)がいるという。川幅は狭いが、凄まじく岩がゴロゴロしており、日本じゃまず見ることがないような川だ。


岩から岩へトン、トンと飛び移り、しばらく川を遡っていくと小さな滝が現れた。本流からトルーノが遡上し、この滝でストップするという。エリオスとホセは滝つぼに魚の切り身をブッコミ始めた。


本流同様、ここの川も全ての岩が流れに磨かれ、ピカピカ、ツルツルだ。水に濡れていたら一気に足をとられてズッコケる。そんな中、ホセは裸足で滝のギリギリまで攻めこみ、小さなジャウーを上げていた。


僕らはアイマラ狙いでミノーを巻く。しかし、アイマラの魚影は相当薄いそうで、代わりに小さなパヤーラが沸いていた。上流へ進むと川幅は狭まり、渓流魚が飛び出してきそうな流れに。そんなところからパヤーラがもんどりうって出る。相当面白い!


一投、一匹ペース。学さんも一緒に来ていたら、狂ったように釣りまくっていただろうなー・・・。




この日は一日釣りまくって、皆疲労困憊。夜のナマズ釣りに出ることはなく、各自早めに就寝となった。

【2014.3.29】ベネズエラ釣行12日目

 明けて、翌日。この日は前日と打って変わって、全く釣れない1日となった。朝一で昨日と同じ激流ポイントにやってきたけど、パヤーラ、不在。パヤーラ狙いならルアーで数投して反応が無ければすぐに見切れるんだけど、皆は餌のブッコミでのナマズ、モロコット狙い。ブッコミタックルをキャンプ地に置いてきた僕はやることがなくなって、無駄に水浴びをして過ごした。


その後ブッコミチームにも反応はなく、昼食後、一気に下流へ降った。迷走気味で、川の真ん中に点在する岩盤の島を転々とし、ブッコミをかけたり、ルアーを投げたり。古田君だけはブレずにクエ針仕掛けをブッコミ続けていた。


この日のハイライトは、エリオスが釣ったタイガーショベルノーズ!これは羨ましい一匹。


夕方キャンプ地に戻りながら、テキトートローリング。古田君が何本か釣って、銛で一突きランディング(笑)


 夜、眠気と戦いながらもブッコんだけど、ナマズからの反応は皆無。また明日から、頑張ろう。

ベネズエラ釣行記13日目に続く

2017年3月1日水曜日

ベネズエラ・オリノコ水系釣行記その7

【2014.3.27】ベネズエラ釣行10日目

 翌朝、荷物を再度船に積み直し、最終目的地の「プラージョン」に向け出発した。少し雲行きが怪しいが、雨が降るとナマズにもパヤーラにも好条件だとルイは言う。


ここ数日パヤーラからの牙攻撃を受け続けた僕のCDマグナム11のお尻が裂け始めていた(よくある)。「貸してみなさい!」とルイ。タックルボックスから取り出した塗料を塗り固め、補修してくれた。


見た目はイビツだけど(笑)、アクションは問題ナシ。これもこの後さらに破壊されて、結局お尻をPEラインでぐるぐる巻いて瞬接で固めることになったけど・・・(この旅以降、ラパラのお尻はPEラインで強化するようになった)。


今日は基本的にノンストップで川を遡り続ける。お昼頃、昼食をとるためにボートを岸につけた。早速周辺の流れに探りを入れていくと、パヤーラをキャッチ。ルアーは先ほどルイが直してくれたCDマグナムだ。


しかし、他にはパヤーラからの反応はなく、岩場をぐるっと一周して船まで戻ってきた。すると、エリオスがナマズをキャッチしている。紫色の艶が美しい、かっこいいナマズだ。現地名は「バーグレイ・ブランコ」とか、「ブランコ・ポーグレイ」とか(似たようなナマズが何種類かいる模様)。ピライーバに見えなくもないけど、なんかちょっと違うよね。

そろそろ出発するか、というところで、次はホセが何か掛けた。手釣りで魚の切り身をブッコんでいたのだけどパヤーラではなさそうだ。岩に擦れて切られないように慎重にファイトしている。


そしてずりあげたのは、オリノコ・レッドテール!この川にもいるんだ!胸鰭を動かし、「ブギュ、ブギュ」と鳴く。可愛い。


チャームポイントのレッドテールはもちろん、ブラックウォーターに染まる肌も美しい。


 その後もパヤーラに良さそうな激流ポイントを駆け抜けて、夕方、ようやく最終目的地に着いた!!「ここがピライーバの棲むポイントです。」と古田君。彼は前回ここを訪れた際、ロッドスタンドから竿が抜けないようなアタリを経験したという。ベネズエラにピライーバがいるかどうかは知らないけど、僕たちはその幻影を追ってここまでやってきたのだった・・・パヤーラに夢中になりつつあり、忘れかけていたけどね(笑)。


僕らがキャンプ地に選んだのは、滝からほど近いちょっとした砂浜。船に積み込んである荷物を全て運び終え、キャンプ地設営はエリオスとホセに任せ、僕らは早速仕掛けをブッコんでみた。キャンプ地前は流れはほとんどなく、仕掛けはライトなお遊び感覚。古田君が小さな牙魚を釣ったあと、


僕の仕掛けに小さなナマズがヒット。髭、長っ。


置き竿にしていると、ジジジと糸が引き出され、軽くアワセをいれると結構引く。釣れてきたのは、これまた髭の長いナマズ。セルフィンキャット Perrunichthys perrunoだ!ブラジルではジュンジアと呼ばれているが、ベネズエラではジャッキーと呼ばれていた。


鰭の模様も美しく、欠損の全くない美個体。このあたりまで来るとピラニアが少ないようで、ブッコミ釣りもその面ではやりやすい。


 そしてキャンプ地設営を終えたエリオスとホセと共に、船で激流域に突撃、ブッコミをかける。予想はしていたが、やはりここでも根掛かりとの戦いとなった。当時は、アマゾンのナマズブッコミ経験ゼロからのスタートだったため、右も左もわかっていなかった(というか、釣れない釣りを我慢する余裕がなかった。アマゾン、ルアー投げれてれば何かしらが釣れるから・・・)。

頻発する根掛かりに心が折れそうになっていた時、古田君の竿が曲がった。最初は根掛かりかと思っていたが、「あれ、これ魚じゃね?」・・・上がってきたのは、コロコロした可愛いドラスの一種!これは羨ましい一匹。


夕食の後、再びエリオスと共に夜の川へ繰り出した。川の真ん中に顔を出す岩に船を乗り上げる形で留まり、激流に仕掛けをブッコむ。しかし、ナマズからの反応は一度もないまま、夜は更けていった。

これといった反応は得られず、キャンプ地まで戻ってきた僕たち。まだまだできることはある、と、キャンプ地前の砂浜から仕掛けをブッコみ、星空を見上げて寝転がった。対岸にはインディオの村があり、発電機があるのか、灯りが見える。


夜になるとカエルが出てくる。砂場を好んで暮らしているようで、同じ種類のカエルが何匹も姿を見せた。


その後も結局アタリはなく、とりとめのない話をしつくして、眠くなった僕らはハンモックに揺られた。明日から本格的に始まるピライーバ戦線に向け、静かに闘志を燃やし・・・いや、僕は、巨大なパヤーラを捕るまでルアーを投げ続けることをこっそり心に決めたのだった(笑)。

ベネズエラ釣行11日目に続く