前回の調査の続き。未踏破区間の空白を埋めるため、再び同じ川に入った。入渓地点はまだ川幅もそこそこ広く、遡行していくと淵がポツポツと現れ始める。
数個目の深みで、バイブレーションをボトムに落としてチョンチョンやり、反応が無かったためピックアップしてくるといきなりヒット。産卵前でやる気ある感じ。
同じ深みに数匹溜まっており、その後何度かチェイスがあったものの追加ならず。以降、上流へ進んでいくが良さげな淵にもアメマスの姿はなく、2時間ほど遡行し続けると岩盤の大きな淵が現れた。
距離を取り、慎重にアプローチするも無反応。そっと近づいて水中を覗きこむと、ボトムでステイする遡上アメマスの群れが。30匹はいるだろうか。「ピコギガス」に変え、サイトのリアクションで仕掛けてみる。しつこく攻め続けると、ちびっ子がヒットしてきた。
大きいのも一度食ってきたがバラシしてしまった。そのうち魚が逃げ惑うようになり、この場は諦めてさらに上流を目指して釣り進む。それから1時間ほど進むと、20匹ほどの群れが溜まっている小さな溜まりを発見した。大きなアメマスがヒラを打っている。
ピコギガスを投入するとじゃれついてくる。何度か大型を食わせたがしっかり針掛かりせず、全てバラシに終わった。不可抗力のスレ掛かりで60後半くらいのを2匹。既に産卵を終えたのだろう、スレンダーな体形だった。
ピコギガスへの反応が薄くなってきたところで、ダメもとでラトリンラップを投入してみるとなぜか好反応。同じくリアクションで仕掛け、2匹追加した。
そして、初回の調査で釣り下って脱渓した地点まで到達した。そこからは竿を振らずに進み続け、本流に流れ込む未調査の支流に入る。支流には堰がなく、このままさらに上流へ遡上していくアメマスがいてもおかしくないと予想したていたが、川幅が一気に狭まり深みもなくなった。
さらに1時間ほど遡行し、ちょっとした溜まりで数匹の遡上アメマスを見かけたが、それっきり。他に生命反応はなく、この川の調査を一区切りとした。
遡上アメマスを探す その5に続く
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