【2014.3.19】ベネズエラ釣行記2日目
翌朝、ルイの家を訪ねた。レイバンをかけて大股で歩くルイに続き、プエルトへ向かう。川辺では太っちょの兄ちゃんがボートを準備して待っていた。僕たちは殆どスペイン語が話せず、ルイの話も細部までは理解できていなかったのだけど、どうやら今日はこのお兄ちゃんが僕らを釣りに連れてってくれるようだ。笑顔のルイに見送られ、ボートは上流へ向かって走り出した。
出船してすぐボートのスピードが落ち、「トローリングだ」と太っちょ兄ちゃんがジェスチャーで伝えてくる。トローリングは初めてだったのだけど、急に浅くなったり、岩場になったり、その度にルアーをコントロールして根掛かりをかわさなければならない。面白かった。
いつパヤーラが掛かっても良いように集中して探っていくが、反応はない。太っちょ兄ちゃんも「グランデパヤーラ、グランデパヤーラ」としきりに呟き、船を走らせてくれるが、アタリは全くなかった。上流へ向かってトローリングをしつつ、岩礁地帯があればボートを止めて立ち寄り、キャスティングでも探りを入れていく。
そして数か所目の陸っぱりポイントでアタリがあった!一気にブチ抜いたが、僕のベネズエラ初パヤーラ、うれしい一匹。ガイアナでも釣ったのだけど、ゆったりとした流れの中での釣りだった。ここではかなりの激流でゴーンと食ってくるので、かなり面白い。
群れでいるようで、同じポイントでアタリが連続してあった。が、やはりパヤーラ、とにかくバレやすい。学さんにもバイトはあったけど、手にすることはできなかった。その後もトローリング、キャスティングを繰り返し走り回るが、沈黙は続く。気付くと日は西に傾き、日没ももう間近だ。
日没間際、この日最大の岩礁エリアに差し掛かった。ここがこの日最後のポイントになるだろう。川の真ん中に顔を覗かせる岩盤に上陸し、キャスティングで探りを入れていく。
太っちょ兄ちゃんは手釣りでルアーを引き、学さんも黙々と投げ続ける。
しかし、その後も何も起こらず。結局この日は僕の一匹のみで終わってしまったのだった。
太っちょ兄ちゃんはというと、最後の最後にボビンごとキャストしてしまい(笑)、大切にしていたルアー(サルモ・スライダーだった)をロストしてしまう・・・。ルアーなんかなかなか手に入る物じゃないのだろう、その後もフックのみを投げ続けて回収を試みていたが、結局ダメだった。今日一日釣りに付き合ってくれたお礼もかねて、スーパーシャッドラップをひとつプレゼント。
釣りをしているエリアが町に近すぎるのだろうか、思っていたよりもかなり渋い感じ。学さんの帰国まで時間があまりなく、ちょっと不安にさせられた一日だった。
夕飯は宿近くのレストランで。ベネズエラのローカル飯は美味しい。今まで行った南米の国の中で、僕的ダントツ1位。外へ食べに出ると、いつもたむろしている悪ガキたちに絡まれて、魚の写真を見せたり、カノジョの写真を見せられたりして盛り上がったのも良い思い出。
ベネズエラ釣行記3日目に続く
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。