【2014.3.18】ベネズエラ釣行記1日目
ガイアナでピラルクーへの挑戦を終えた僕たちはベネズエラへ向かった。といっても、僕は陸路、学さんは空路での別行動。ベネズエラの小さな川辺の町で落ち合う約束をしていたが、お互い何日の何時に到着するか曖昧だったし(南米だからね・・・)、初めて訪れる地だったので、町のどこで合流するとか、具体的な話は一切できていなかった。
ガイアナからバスを乗り継ぎ、数日かけてベネズエラの田舎町にたどり着いた。その翌日、一番人通りが多いというだけの理由で、プエルト(港)に続くメインストリートの十字路に居座りぼーっとしていると、見覚えのある黄色いパックロッド片手に川の方へ急ぎ足で歩いていく日本人を見つけたのだった(笑)
無事合流を果たした僕らは、古田君の友人でこの町イチの釣りキチ親父「ルイ」を訪ねた。ルイはどこか日本人のような雰囲気で、終始ニコニコしながら「明日、ボートでパヤーラ(カショーロ)を釣りに行こう!」と提案してくれたのだった!なんとかかんとか、ガイアナを出てからは、順調に事が運びつつある。
ルイにお礼を言って別れた後、僕らはロッド片手に川へ向かった。町に面した川辺にはちょっとした岩場があって、子供たちの水遊びの場になっている。そこの溜まりで小魚を狙ってみることにした。
小さなバイブレーションで底を小突くと、細長い影がしつこく追いかけてくる。こちらもしつこくチョンチョンやり続けると、地味目なパイクシクリッドが釣れてきた!僕のベネズエラ初魚だ。
このパイクシクリッドを切り身にして、小さな針で他の小魚も狙ってみる。あまり魚影は濃くはないが、足元の岩盤に小魚がちょろちょろと泳ぎ、餌を沈めるとワッと食いついてくる。一番釣れてきたのは、あまり特徴のないカラシンの一種。
学さんはさらに小さな別種のカラシンを。尻尾が赤く、ブルーの横線。ちょっとカージナルテトラっぽい。
緩い流れがぶつかる岩盤沿い、仕掛けを深く沈めるとコイツが釣れてくる。どこか日本のモツゴに似た雰囲気だけど、引きは強い。
魚種は多くはないのだけど、ダブルヒットしたりして楽しい!すっかり夢中になってしまった。
そして、ベネズエラ。空港近辺は治安が悪そうで殺伐としていたけど(実際、自分が滞在している間に車が4台爆発して炎上していた・・・)、田舎まで来ると、みんなのんびりしていて、人もすごく良かった。町を歩けば「アミーゴー!!」と皆声をかけてくるし、とにかく陽気。子供たちが群れて集まってきて、「写真とってくれ―!!」といった感じ。岩場の遠く向こうから、「アミーゴー!!」
釣りを終えて、夜、ルイの家に遊びに行ってみた。明日からの作戦会議をしていると、ルイがお手製のロッドを見せてくれた。なんと、拾ってきた木にガイドとリールを取り付けたパヤーラ用ロッド!とにかくお茶目な人だった。
色々と苦い思いをしたガイアナ旅を終えたばかりの僕たちにとって、この町は天国のように思えた。安宿に帰り、明日の釣りの準備を済ませる。これからの旅を考えると期待は膨らみ、顔は自然とニヤけてきてしまう。この時ほんと、楽しかったなー(笑)。
ベネズエラ釣行記2日目につづく
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