朝、服は湿り体が冷え切った状態で目が覚めた・・・。親父達は既に動き始めていて、兄ちゃんたちは昨夜仕掛けた刺し網を引き上げに行くところだった。急いで支度し、船に乗り込む。
網を引き上げていくとぽつぽつ掛かっている。中型のナマズが数種、カショーロ3種、珍ピラニア&パクー、クルビーナなどなど。100mくらいあるバカでかい網だったけど、ピーコックバスはゼロ。下写真、上からペーシュ・カショーロ(Hydrolycus scomberoides)、レッドフィン・カショーロ(Hydrolycus tatauaia )、カショーロ・ファッコン(Rhaphiodon vulpinus)。
ピラーニャ・カマリとそれに擬態する珍パクー。
刺し網を引き上げてから、昨日捕ったエイと記念撮影。小塚さんは全て自分で餌付け作業をしていたらしく、かつ自分達の作った仕掛けで捕れたので、「これなら、俺たちが釣ったって言えるでしょ(笑)」
漁に出発する前、「いかにしてエイをかっこよく撮るか」と小塚さんと議論していた。その際、「水の切れるザルをエイの下にいれたらいいんじゃね・・・?」という話になり、持ってきていたけど・・・ザルがちょっと大きすぎた(笑)。」
そして、次に目を付けたのが、丸い形をした船のオール。
これにエイを乗せると・・・ぴったり!まん丸、ふっくらしていて、可愛い写真が撮れた(笑)
僕もオールでパチリ。
その後はえ縄を確認しに行ったけど、エイは掛かっていなかった。親父達は夜の漁に備え、昼間は出来る限り体力温存するのが基本らしい。暇を持て余した自分達で船に乗り込み、手漕ぎで出撃することに。岩場を転々としてランガンしていったけど、ビックーダと思われるバイトが数回あったのみ。この辺、魚が薄い。
漕ぎ疲れ、キャンプ地に戻って少し休憩。夕方兄ちゃんと再び釣りに出たけど、小さなビックーダ2匹で終了。そのまま夜の漁に出撃する。
餌を付け終わり、最初の針まで戻ってから引き上げていく。ナマズ各種、タライロン、パクー、クルビーナ等々、とにかく魚ばかり掛かっている。せっせと掛かった魚を外し、餌を付けなおして再投入する。仕掛けを入れなおした途端にナマズがヒット!なんてこともあった。昨日も魚ばかりが捕れていたこのエリア、エイのポイントではないようだ。
確か2往復はしたと思うけど、捕れたのは魚のみ。いったんキャンプ地に戻ると、親父も帰ってきた。が、エイは捕れなかったとのこと。釣果は中型のタライロンが一匹のみ。
その後キャンプ地で仮眠・・・のはずが、気付いたら朝だった。夜中に一度親父が仕掛けを上げに行ったのは気付いたけど、僕らチームは出撃せず。夜中に親父が4匹追加したらしい。いつの間にかイケスのポルカが増えていた。
どういう基準かイマイチわからないけど、親父がキープするエイを選別し、のこりはリリース。どこからともなく業者と思われる現地民が船で現れ、コンテナにエイを移し替え、運んでいった。
そして3日目の朝、町に帰ることになった。飯もろくに食べなかったこの遠征、昨日の夜の時点で飲み水もなくなっていて(ここらの川の水は、飲むとちょっとやばそうだった)、発泡スチロールの中のヌルまみれの氷を洗ってガリガリ食べ、のどの渇きを潤していた。町に帰って親父達とビールで乾杯し、そのままバスに飛び乗る形で次の町を目指した。
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